どんどん育て!ワカイチカラ 子供さんの占い鑑定・その1神童編

子どものことの占い

夏至が過ぎ、7月になりました。
すっかり真夏の蒸し暑さの東京地方です。

昨日の対面鑑定はお子様のことで少しご遠方からお見えになったお母様でした。

鑑定の際は四柱推命や紫微斗数で運勢の動きももちろん見るのですが、
このようなお誕生日から運勢の流れや個人のパーソナリティーを見る占術では
判断がつかないご相談テーマというのももちろんお寄せいただいたりします。

「こちらを選択した場合はどうなりますか?」
「このような心配事があるが、相手はどう出てくるでしょうか?」
「この買い物をした場合、ちゃんと役立ちますか?失敗はないでしょうか?」
「この先生を選んだ場合、勉強は身につきますか?良い先生ですか?」
「この就職先を選んだ場合、良い結果になりますか?別の選択肢の方が良いですか?」
「このお医者様とこのお医者様、どちらが良くなりますか?」

というようなご相談の内容がピンポイントの問題で、
先の見通しを占う必要があるといった場合には、
最近は対面鑑定の準備段階で、
お客様から一番最初にご相談のメールをいただいた日時などから卦を立て、
断易の占いでご相談者様の現状の把握や、今後の推移工夫を見たりしています。

だったらタロットでもいいんでは?と思われるかもしれないのですが、
「オラクルカード的な励ましのご神託メッセージじゃなくて、
結果の判断にハッキリ白黒必要なんです!」といった場合には、
心理面を読むことに長けている西洋のタロットよりも、
やはり現実面重視の中華の民の賢人たちが作り上げた東洋の占術の断易の方が、
何といってもシャープに現実的な答えを出して、
更にその問題に関わる人たちの現状やその後の展開などもあぶり出されてくるので、
決して人様の困り事や悩み事を楽しんでいるわけではないのですが、
私もやっていてなかなか興味深いのです。

昨日の鑑定の際も、
ある問題の状況を見るのに運勢鑑定の占術だけでは足りないなと思いましたので、
お子様の状況を私の方で準備段階で断易で見てからの鑑定をしました。

鑑定の際にお母様に確認してみると、
現状と合っていたようで、
私も自分でやっていてなかなかびっくりでした。

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さてさて、前置きが長くなりましたが今日の本題。

昨日対面鑑定が終わりまして、ふらりとすぐ近くの本屋さんに行きましたら、
なぜか子供向けの将棋の入門書や9マス将棋などの将棋関連グッズが
やたらと目だつこと!

電車に乗って自宅の方に帰って来てまた自宅近くの本屋さんに入ってみると、
なぜかそこにもいくつかの種類の子供向けの将棋の入門書が
目立つ場所に将棋の知育玩具と一緒に平置きになっていて、
「はて、前からこうだったっけ? 
うちの子供に買い与えた時は書店になかったから
某Amazonや生協の宅配で揃えたぞ」
と思いきや、

そういえば近ごろ世間では 中学三年生14歳のプロ棋士、
藤井聡太四段の公式デビュー戦から29連勝という
とんでもない偉業達成のおかげで
将棋界が一躍脚光を浴びているんだったなあ、
と思い出しました。

藤井四段の出生時刻は分からないので命式は出しませんが、
恐らくとても頭が良く、
ちょっとやそっとでは動じない精神的にもとても強いタイプの命式をしていることは
間違いないのではないかな?と思います。
じゃないと絶対にありえないことなので。

こちらは、藤井四段の親世代、過去将棋界に一大ブームを巻き起こした
かつての中学生プロ棋士、羽生善治名人の命式。

時 日 月 年
庚 庚 乙 庚
辰 戌 酉 戌
   (辛)

庚がたくさんのどこから見ても従旺格。
庚は陽の金で、鉄鉱石の原石の塊りです。
月支が同じ金の酉で月令を得ているし、月干の乙金は化金して金だらけの命式。

ですので自分自身を表す日主はとても強いです。
なので、羽生名人はものすごく大きくて固く強い鉄鉱石の原石の人です。

変化干合して金だらけで、ライバルを表す喜神の比劫がゾロリと並んでいます。
ですのでもうライバルたちとの戦いがこの方の今世での人生の舞台ですね。

巡ってきていた大運にも恵まれていましたし、
地支を見ていると、頭脳がとても優秀なのも良く分かります。
喜神の比劫が強いのも、将棋のようなゲームをやるのには
とても有利なんですよ。
(そういえば、故村山聖九段も喜神の比劫がけっこう強かったです)

そして将棋は頭脳の格闘技と言われます。
傍から見たらお座布団の上にじーっと座っているだけとしか
見えませんがとんでもナイナイ!

勝負がつくまで続く極限状態の中で、
先の先のそのまた先の10手20手先を素早く読んで
読み続けて行くのには、
ものすごく気力も体力も脳の思考力も消耗し、
プロ棋士の方は一回の対局が終わると座っていただけなのに
1キロ2キロ体重が減ったりするそうです。

そして命式は、強靭な庚が並み居る強敵のライバルたちを
バッサバッサと倒している様子が良く分かります。
強いわけですね。

こういう人でないと、あの残酷なまでに超過酷なプロ棋士界のピラミッドの頂点には
立てないでしょうね。

羽生先生には実際に息子の指導対局の際に、
一度間近でお会いしたことがあるのですが、
物腰穏やかで柔らかな余裕を感じさせる優しそうな方でした。
しかし勝負となると、庚そのもので厳しいのでしょうね。

将棋界のみでなく、卓球界もブームが来ているようですね。
1ヶ月ほど前に行われた世界卓球では、
現在中学2年生の張本智和君が、
リオ五輪のメダリストで、かつて小学生の頃に熱血指導し育ててくれたことのある、
雲の上の人だった大先輩の水谷準選手を破るという大番狂わせの快挙を成し遂げ、
更につい最近ではダブルスで、強い強い中国のペアにも勝利したという快挙続きで、
日本各地の卓球教室ではお子さんに卓球を習わせようという方が
たくさんで大盛況とのこと。

この目覚しく進化する若い力のおかげで、
なぜかかつてあった、「卓球は暗くてダサい」といったマイナスのイメージは
すっかり覆されたものと思います。

将棋も卓球もどちらも一生懸命にやれば、
心身や礼儀を養うのにとても良いものですから、
別に五輪選手やプロ棋士にならずとも、
お子さんに習う機会を与えてあげるのはとても良いことですね。

何といってもこういった本物の実力を備えた、
これから!という若い世代の躍進が目立つと、
世の中の同じような多くの若い世代たちの前向きな夢や希望が湧くきっかけとなり、
わざわざ業界の仕掛け屋さんたちが裏で仕掛けなくとも、
明るいニュースで湧き、たちまち活況となりますので、
あちらこちらでブームが自然発生的に起こり、
世の中も明るくなり、とても良いことですね。

やっぱり、子供たちが元気で明るく希望に満ちていると、
社会全体も明るく活気づくのだなと思わされます。

これから夏休みですし、
きっと各地の将棋センターでは親子で訪れて将棋を指す方たちが
増えるのでしょうね。

特に将棋は親子やおじいちゃんおばあちゃんたちといった世代を超えた
楽しいコミュニケーションの機会にもなりますし、
業界も活気づきますので、
こういったブームはちょくちょく
定期的に来てくれるといいなあと私は個人的に願っています。

でも、こういった「神童」と呼ばれる
ごくごく一握りの特別な人でなくとも 、
一般社会のいわゆる普通の子供、普通の人なりの、
それぞれの人生の舞台が命式には出ていたりしますし、
時代の寵児とならずとも、泣いたり笑ったり試練の時を抜けて
良い時期が訪れる運の時などなど、
普通の人なりにそれぞれドラマがあったりします。

明日は、そんな世の中で大半を占めている我が家の子供達を含めた
普通の子供たちのことをテーマにし
「どんどん育て! ワカイチカラ 子供さんの占い鑑定・その2普通の子編」
としてブログにアップしますね。