先日ネットを見ていたら、こんな記事が目にとまりました。
成績優秀なのに仕事ができない
“大人の発達障害”に向く仕事、向かない仕事
記事を読み進めて行くにつれて、紫微斗数での適職占の事と内容がとてもオーバーラップしているのに、非常に驚きました。
“発達障害”など私とは関係ない!と思うことなかれでございます。
紫微斗数において、「これが発達障害を表す星の配置です」というのを私は知らないのですが、
身近にいませんか?
学校のお勉強はとても得意で知的レベルも高くいい子なのに、他人とのコミュニケーションが上手に取れなかったり、協調性がなくて報告・連絡・相談のいわゆるホウレンソウというやつですね。これがダメで苦手で問題児扱いされたり、手際や手順が物凄く悪くて教えられた通りにはなかなかできなかったりなどなど。
身近にいるいないではなく、他ならぬあなた自身かもしれませんね。
あなたは発達障害です!とお医者さんから宣告されなくても、このような自覚症状を軽く抱えている人は、現代ならば少なからずいるのではないでしょうか?
それで、職場にいることがとても苦痛で、やめたい!やめたい!と思っている人。
そうですね。会社組織で、別に尊敬も何もできない上司や、仲の良くない先輩同僚などの社内の人と円滑にコミュニケーションを取ったり、色々なお客様の多種多様な(ワガママな)要望に臨機応変な対応を要する職業だったり、またマニュアルどおりにボリュームのある沢山の作業をキッチリと時間内に終わらせなければならない作業などは苦手でしょうね。
朝、決まった時間に会社に行くことなんかとても苦痛かもしれません。
それで、会社に行くのがイヤになる。周囲に「ヤメたい……」とこぼすようになる。
今の日本の常識では、こういうタイプの人は、おそらく周囲の人たちから社会不適合者のダメ人間認定をされることでしょう。
でもこういう発達障害タイプの人は、実はダメ人間なんかじゃなくて、実は1つの専門分野に突出した才能を秘めている場合がままあるのです。
飛星派の紫微斗数でも専門的な分野に突出した能力を示す星の配置があります。
例えば1つの例として、知能の部分に対応する「巨門星」という星がありますね。
よく一般には学者や研究家の星といわれていますが、この星と化忌星が同宮したり流出忌でくっついたりする組み合わせを命盤中の特に、官禄宮か財帛宮に持ち合わせていると、自分の興味のある分野に対してマニアックに追求する研究者タイプとなり、それを職業とする、それで稼いで成功できると見ることができます!
自分独自のマイワールドをしっかり持っていますので、その興味があって追求していることが、もし世の中を変えてしまうくらいに人の役に立つことであるのならば、ダメ人間どころか、下々の一般の会社員が平伏すような大先生です。
大先生の不得手なことは、誰か得意で世話好きの人がヘルプ役についてあげれば済むだけの話しです。
これで、世の中に大きく貢献する大先生の研究もスムーズに進みますね。
でも、そんな大先生タイプの人に対して、まあ一般の会社などの環境ならばしょうがないのですが、手順を覚えさえすれば誰にでもできる単純労働を押し付けて、やれノロい!だの やれ、無愛想で言葉が足りない!だののように接すると、大先生は、自分には周囲の人たちにはなかなかないような優れた才能があるということをすっかり忘れていまい、自己肯定感がとても低くなり、そのまま方向転換をする機会に恵まれなければ、不本意な人生を辿ることになってしまうでしょう。
また、これとは違うパターン。
「七殺星」は個性やオリジナリティーの星で、一匹狼です。人と違ったことを好みます。
他の誰もができないような、自分ならではのこと、他人とどれだけの違いが出せるかということに価値をおきますので、もしこの星がお仕事環境を表す「官禄宮」に入っていれば、単純労働ではなく、個性や独創性が勝負!のお仕事環境が向いていますよ。
でも、こんなタイプの人に例えば、一般事務や作業の手順を記憶さえすれば誰にでもできる単純労働の仕事に間違って就いてしまうと、「自分はこんな仕事やりたくないのよ! そう思っている私は我慢が足りないワガママなダメ人間なの???」と苦悩してしまうことでしょう。
他にもまだあるのですが、今日はこのれくらいで……。
それで、世間一般の「常識」というヤツ!
これに洗脳されていて、「普通の人と同じように、整理整頓ができない!とか、好き嫌い関係なく誰とでも円滑にコミュニケーションできない! 作業もノロい! 先輩に言われたようには出来ない! 我慢もできない!だから私はダメ人間!」と思っていては、せっかくの大先生のだったり、個性派で勝負の一匹狼スピリットが死んでしまいます。
紫微斗数でちょっと見ただけで、人の適性というのは本来これだけ個性豊かなんだなという様子が伺えると思います。
お父さんお母さんまでの時代では、言い方は悪いですが、緩やかな奴隷契約、権力者=企業・会社の経営者の都合の良いように自分の時間を提供して働き、その対価を得るというスタイルが圧倒的に主流でした。
今でもそう思っている人は多いですよね。
社会不適合者のダメ人間認定は、そんな権力者が、「こいつは使いにくい!」と思った人に対して行うものであり、決してその人自身の魂はダメ人間などではなくて、魂レベルで適性と合ったフィールドで自分の能力を発揮していないだけのことなのです。
いわゆる「フツーの常識」というやつもそう。
フツーの常識なんてものは、時代とともに移り変わってしまうのです。
今の一般社会の常識では、「学校を卒業したら入れてくれた会社・企業に就職して、お給料を頂いて、それで生活して、会社のために頑張って働くのが良い」ということになっているでしょう?
でも今は、みなさんのお父さん・お母さんが若かった頃の数10年前とは違い、インターネットがこれだけ発達した世の中になっています。
ですから、やっぱりそれなりの努力は必要ですが、人に選んでもらえるような付加価値と確かな知識・技術とマーケティングさえ身につけ、智恵を絞って自分で仕事を作り出したら、もう企業やら会社という枠に無理無理はまらなくても、無理無理イヤな仕事を、自分を幸せにはしない努力をしつづけなくても、ネット経由で拡がり、お客さんに来てもらえて、生活していける世の中に確実に移行して行っていると私は思います。
また、同じ志を持った仲間同士がそれぞれの得意分野を出し合って、力を合わせて1つのミニコミュニティーを作って、社会に貢献するというスタイルも今後活発になって行くような気がします。
“正社員を希望する非正規雇用労働者の割合がとても低くなっている”というごくごく最近のニュース記事も目にしました。
「正社員・雇われている人=安定」はやっぱり、もう少しづつ崩れてきているようですね。
「フツーの常識」は、今そんなふうに次の次元へと変わりつつあります。
会社・職場で辛い! もっと別の道が私にはあるような気がしてしょうがない!と思っている人は、それは魂からの叫びですので、気づくのが早ければ早いほど得ですので、是非魂の青写真が分かる紫微斗数で自分の命盤がどうなっているのかを見てみることをお勧めいたします。
また、「この子は、どうしても他のお子さんたちと同じようにできないのよね~、はみ出してしまっているのよね~」とご心配の親御さんがいらっしゃいましたら、同じように鑑定を受けてみると、学校の先生からは、「どうして○○君はみんなと同じようにできないの!!」とカミナリを落とされてばかりいるお子さんの、秘めた伸ばすべき素晴らしい能力が発見できるかもしれませんよ!
とにかくもう、会社で自分の適職だと思えない仕事でもガマンしなければいけないと思い込んでいると、これからの時代はとっても損ですし、人生のその他のチャンスも棒に振る恐れが大きいです。
それほど、自分を輝かせるフィールドで自分の能力を生かすということは、運を良くするためにとても大切なことなのです。
冒頭でご紹介した記事の最後のページで、発達障害の人に向いている職業の傾向について、
「他人との違いを活かしたスペシャリストであるところが、とても興味深い。」と書かれています。
これは、限られた人だけのことではなくて、これからの時代を生きる全ての人にとって必要になってくることではないでしょうか?
大先生タイプだったら、自分の興味のある分野、これなら誰にも負けないという分野を見つけて追求していくことをためらわない。
個性派タイプなら、人とは違うことを良しとするその心意気を大切にして感性を磨く。
是非そうして、自分の活躍するべきフィールドで自由にはばたいて下さい!