初心者におすすめ、四柱推命の本のご紹介

占術よもやま話し

今日12月21日は冬至、「陰極まりて陽となす、一陽来復」の冬至の日です。
昨年6月の夏至以来、陰に向かっていた氣のエネルギーが、本日より陽に向かって動き出します。

「何だかやる気が出ないなあ」のピークの時期も今日までです。

今まで中心に内側に向かってギューっと縮こまっていたエネルギーが、今日からは外側に向かって行くような流れになりますので、何か始めよう、行動しよう!と思っていた人は、そんなエネルギーの流れに乗って 今日から少しずつ事を動かして行く、陰が強まる時期に自分の中でじっくり考えて温めていた計画を実際の行動に移していくと、エネルギーの流れに乗って上手く事が運びやすくなるそうです。

今日から少しずつ外側に向かい積極的に行動する陽の氣が満ちてきます。

周易、地来復のカード
地雷復」の卦のカード、
春がまた巡る、再び始まるスタート再生の卦のカード

「やらなくちゃ! 行動しなきゃ! 変わらなきゃ!」と思っていた人も、今日からだんだんやる気、外に向かって動く気が湧いてきやすくなるサポートが自然の流れで強まってきますから、この陽の流れに上手く乗っていきましょう~。

ということで、前回のブログの続きです。

四柱推命の勉強したいなあと思っている初心者さんのために、私も以前に勉強の時に使ったおすすめの書籍のご紹介です。
(なお私は、格局判断してその人物像と照らし合わせた際に一番しっくりきた「透派」を使っていますので、以下にご紹介する書籍はすべて透派の基礎の書籍です。)

まず最初の一冊目はこちら。

1.秘伝子平推命 澄景著

Bitly

まずまず順番として、超基本で何より大切な十干十二支をまず知っておかなければなりません。
例えば壬の干と乙の干が並ぶとこういう様子ですよ~というように、干同士の関係を自然界の物に置き換えて頭にインプットしておく必要があるのですね。

こちらの書籍はその干同士の関係が絵柄で説明されていますのでビジュアルで捉えやすく、本に載っている絵柄を眺めていると自然に頭に入ってしまうのでおすすめです。

 

景澄著「秘伝子平推命」の本
こんな感じです

「何これ!十干のことしか載ってないじゃない、秘伝とか言ってて騙された!
こんな簡単な絵ばっかり見ててもいつ結婚するとか、自分は一生独身の運命ですとか、経営者に向いていますとか、お金に困りますとか、病気になりやすい人ですとか、ガンになりやすいですとか、事故に遭いやすい人とかそういうの分からないじゃない!」
と思うことなかれです。

そういうのはまだまだ基礎がしっかりしてからのずーっと後でいいし、いきなり最初から理解できません。
(最初っからこういう極端なことを当てるのに走ると、薄っぺらな読みしかできなくなるのであんまりおすすめしません……)

※現在Amazonの中古ですごい金額になっているみたいですね(^-^; 定価はそんなに高額な本ではありません。

これ、命式を読んでその人柄を読み解く時にものすごく必要になる部分ですので、まずは背伸びせずこういうところから基礎固めをして行きます。

そして、十干のキャラクターや干同士の関係性が掴めたら、次におすすめの書籍はこちら。

2.秘伝 四柱推命 小林幸生著

Bitly

基礎固めに役立つ本なのでこれもタイトルの「秘伝」という言葉に過剰な期待を抱かないよう注意です。
一冊目にご紹介した本と内容が重複するのですが、この本に従って命式を出して行くと、自分はどの格局に当たるのかなあ~と見て行くところまでの工程を学んで体験することができます。

初心者がつまづきやすい地支や天干の整理の仕方、五行の強さの計算方法などもシンプルに分かりやすくまとめられているので、初心者の方の最初の基礎段階の勉強にはとても良い本だと思います。

また非常に簡易的な相性診断法がのっていて、これは相性を見る時のごく一部分なので、この本で物足りないなあ~となった時には先生について勉強する必要がありますね。

そして、2番目の書籍でもうちょっと踏み込んだことが勉強したいなと思った時のおすすめ本はこちら。

3.完全独習版 子平推命  小山眞樹代著

https://amzn.to/3IG740v

600ページはあって、わりと字がぎっつりの本なので、十干十二支についてや命式の出し方、格局の簡易的な見方などといった基礎的なことを踏まえてから読むのがおすすめの本。

間違ってもいきなり最初の一冊に選んではいけません。
買ったはいいけどぱたんと閉じてしまいたくなる気持ちになること必至です。

しかし、内容は充実していて六親五類についての詳しい解説や、著名人の命式解説などが充実してボリューム満点なので、「こんなふうに判断するんだ~」という参考になります。
本格的に勉強しよう!と志した本物志向の方にとてもオススメ。

まあ、こんなところです。

他にも格局の取り方専門のトレーニング本や干関係の解説専門の書籍なんかもありますが、まあまあそれは勉強していく過程でどうしても必要を感じた時に……ということで、上達の近道は何よりも一つ一つ基礎から積み上げて行くことを大切にということですね。

今回ご紹介した3冊の本をすべて丸暗記しても、命式の判断がバシバシできるようになるというわけではありませんし、私の経験上、四柱推命のような高度な占術の場合は然るべき先生のもとで時間をかけて数年間はじっくり学ぶ必要があると思います。

独学ベースではどうしても自分の独りよがりの解釈で凝り固まってしまうことが弊害となるでしょう。

でも良い先生について本格的に勉強を深め出した時やにはこれらの本は非常に役立つはずです。

良かったら冬至で陽に氣が向かい始めた今日から、第一歩を始めてみるのはいかがでしょうか。

きっと春には良い芽が開きますよ。