秋の夜長の基本のキの大切さ

占術講座

こんにちは。
占いサロンひなたの綾野です。

この頃小学校5年生の末娘に、編み物のメリヤス編みを教え始めました。
作り目も何も知らない娘ですから、まず最初はもう表目を編むことだけ、これだけをひたすらやらせ続けています。

編み物をご存知の方ならば分かるかと思いますが、普通のメリヤス編みを仕上げるのには、
表編みと裏編みを一段づつ交互に編まないと、表編みだけを続けていては、ガーター編みというメリヤス編みの変形バージョンになってしまいますから、まだ教えていない裏編みは私がおかしな編み目を直しつつ編んであげて、次の段の表編みを娘に編ませます。

そして間違いもほとんどなくなって、スピードも出てきてしっかり手の感覚で覚えたなあという頃合いになったら、次の裏編みのやり方を教えようと思っています。

模様編みや色んな色での編み込みが楽しめるようになるのはいつでしょうね?

棒編みを長くやっていて、会社員時代は休憩時間に、同僚や後輩たちに頼まれ良く教えたりしていましたが、とにかくこの基本が一番何よりも大切で、大抵編み物で挫折する人はこの基本がなっていない、自分が裏編みをしているのか表編みをしているのか途中で良く分からなくなってしまってたりするんですね。

そして、基本がなっていないのに無理していきなりセーターなどの超大作を作り上げようとしてしまう、だから持久力が続かなくて挫折してしまうんです。

家の中で子供とそんなことをしながら過ごしている晩秋の今日この頃ですが、今、私が受け持っている紫微斗数講座・初心者講座でも、基本が大切ということは本当に編み物を教えるのと同じだなあとつくづく思います。

まずは、十干十二支と五行の理解から、そして星の性質と宮が示すものを理解して、飛星のパターンや活盤の方法をしっかり感覚に叩き込んでもらう。

「12個の宮は必ずどの命盤でも反時計回りに並んでいます」
そんな超基本のキを直感レベルで反射的に出てくるようになるまで、命盤に親しみながら繰り返し練習する。

そのようなしっかりした基礎の積み重ねがちゃんと出来上がっていたから、その人の特徴や運勢の高度な読み方の秘伝を教えられた時にすんなりと理解ができるのです。

星の並びや十干十二支、十二宮の位置が頭に定着する前の最初のうちは命盤作成ソフトは使わずに手書きで何十枚も出すのも大切な基礎訓練の一つだったりします。

実は、星の配列にもちゃんと意味があるんですよ。
さて、紫微星の隣にはどうして必ず誰の命盤にも天機星があるのでしょうか?

このように基礎をすっ飛ばしての上達は絶対にありません。

逆の言い方をすると、基礎がなっていないのに、高度な読み方を説明されてもまるで理解ができないし応用もきかないのです。
こんな勉強のしかたではもったいないです。

秋や冬の夜長の季節です。
春先ではありませんが、じっとしながらも何かコツコツと始めてやってみたくなるそんな季節ですね。

勉強に、また作り物にじっくり取り組める良い季節です。
もし、紫微斗数を勉強したいなと思い始めたならば、春に大きく開花できるよう、今から何か新しいことを始めてみてはいかがでしょう。