四柱推命入門編―変化干合の簡単な覚え方

占術講座

今日は四柱推命の超初心者向けの内容です。

どの占いも同じだと思いますが、四柱推命も勉強の初めの頃はとにかく覚えることばかりが続きます。

その中でも「干合・かんごう」というものがあります。

特定の十干同士が結びつく組み合わせで、これが5通りあります。

これはちゃんと覚えないとならないものですね。

また月令で条件が合えば、別の干へと変化するという「変化干合・へんかかんごう」というものもあります。

戊と癸が干合して月令が火であれば丙と丁の火の干に化するというやつです。

これもしっかり5通り。

これも格局と喜神・忌神を出すのに覚えないといけない必要なものですね。

他にも覚えないとならないことがたくさんあるのに、干合の組み合わせだけならまだしも変化する条件の五行までも覚えないとならないとは本当にややこしいやら煩わしいやらですね。

暗記力が強い人はそのままテキストの内容を丸覚えすればいいことですが、そうではない人にとってはなかなか苦行です。

私も暗記ものは好きではありません。
全く面白くないので苦手です。
ゴロ合わせの呪文の言葉を考えて、それを覚えるということすらもかったるいです。

なので何とか要領良く覚える方法はないものかなと思っていた所、、、

なかなか良い方法がありますのでご紹介したいと思います。

まず、この方法をやるのには次の二つのことがすでに出来ていることが必要な条件です。

条件その1・「木火土金水・もっかどごんすい」が空でスラスラと出てくる。

条件その2・十干とそれぞれの陰・陽と五行が全てスラスラと頭の中で出せる、書ける。

 

必要条件をクリアしたらさあ、次は干合と変化干合に挑戦しましょう。

では順を追って手順を説明します。

 

.紙に縦書きで「甲・乙・丙・丁・戊」と十干のうちの前半の5つを書き出す。

.行を変えて1で書いたものの真横に残りの後半5つの十干「己・庚・辛・壬・癸」を書き出す。

.二つの干、横に並んだ者同士を線で結ぶと干合の組み合わせの出来上がりです!

さあ、次はいよいよ変化干合の組み合わせを出して行く工程です。

 

.干合の組み合わせの横に「木・火・金・土・金」ではなく土スタート「土・金・水・木・火」と書く

そうするとあら不思議! 変化干合の条件の月令の五行が並びました。

.最後の仕上げです。化する五行の干に書き直す。

甲―己の組み合わせは化土して 戊―己に(陽干の木行の甲は土の五行の陽干に変える)

乙―庚の組み合わせは化金して 辛―庚に(乙の木行は同じ陰の金行に変える)

丙―辛の組み合わせは化水して 壬―癸に(陽干は水の陽干に、陰干は水の陰干に変える)

丁―壬の組み合わせは化木して 乙―甲に(陽干は木の陽干に、陰干は木の陰干に変える)

戊―癸の組み合わせは化火して 丙―丁に(陽干は火の陽干に、陰干は火の陰干に変える)

 

とにかく全部の陰陽はそのままに化する五行に変える。

簡単に変化干合の組み合わせが書けてしまいました!
「あれ?どうだったっけ?」となるたびにサラサラっと書いてしまえば、そのうちに嫌でも頭にインプットされてしまいます。

干合は直感的に見つけられないと、いつまでもいちいちテキストや資料集と照らし合わせて、、、だと命式判断の際に大事なポイントを見落とすなどにつながりますのでやっぱりここは何も見ずにパッパッと見つけられるようになった方が良いです。

これは実は中国人で中医学専門の医学博士で五行易(断易)や中国式手相の達人でもあるとてもとても頭の良い私の中医学の先生の授業を受けていた時に、十干の変化干合の理論を使うことがあり、先生が先ほどの順番でスラスラとホワイトボードに書き込んで行く様子を見た時に、
「これは超楽だ!」とはっと気付きました。

自分でちょっと手を動かして書いてみることで頭に入りやすくなりますので是非お試し下さい。

干合には「合去して命式から消えました、働きがないです」とかだけではないもっともっと深い意味や働きがあります。
なので命式と行運を見て「ここがここと干合しているな」とパッと出て来れるようにしっかり覚えましょう。
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