いろんな王様がいる、命宮紫微星の話し・前編

紫微斗数

紫微斗数の星の一つ、紫微星は「王様、帝王の星」と言われていますね。

この紫微星は入る宮位によって同宮する主星が変わります。
他の主星と同宮せずに紫微星だけ単独で入る独主の場合もあります。

全部で6種類

・紫微星独主(子・午宮)
・紫微星・七殺星(巳・亥宮)
・紫微星・天相星(辰・戌宮)
・紫微星・貪狼星(卯・酉宮)
・紫微星・天府星(寅・申宮)
・紫微星・破軍星(丑・未宮)

紫微星の共通している部分は王様なので心の器、度量が広く品と重厚感がある。
狭く深くの一点集中型ではなく幅広い知識があり博学で多才な面を持つ。
その反面で自尊心が高く環境の影響を受けやすく他の人の話しに左右されやすい・・・など。

こういうのは良く見かける内容だと思います。

でも、一緒に入る星によってその性質には結構違いが出てきて、それぞれ全く別のキャラクターになります。

それぞれの個性豊かな王様たちを紹介して行きます。

紫微独主

全種類の中で意外と心の器が狭いタイプは紫微星独主で吉星の副星の助けがなければお山の大将タイプです。
特に子宮の方が紫微星の居心地が悪くなるのでその傾向が強く出そうです。

 

紫微・七殺の組み合わせ

「私が私が!!」と出しゃばり屋仕切り屋となってやたらとグループ内の実権を握りたがる支配欲丸出しになるのが巳宮の紫微・七殺の組み合わせ。
これは自尊心の高い王様の紫微星に七殺星のリーダー性や負けず嫌いとが組み合わさってこうなってしまうわけです。
こちらも紫微星独主と同様に吉星の副星の助けがない場合だと狭い小さいコミュニティー内のお山の大将タイプとなりがちです。
これ、子供の学校のP.T.A.とかの集まりにいたら、間違いなくリーダーのボスママになるでしょう。

有名人で言ったら工藤静香さん。
イメージしやすいと思います。

対宮の亥宮の紫微・七殺の場合はガツガツ仕切り屋丸出しの巳宮の場合と違ってきます。
巳宮の場合のようにあからさまに支配欲丸出しにして仕切りまくったりはせず紫微星の王様貴族の品の良さを出して上品な雰囲気で振舞いますが、内面では密かに負けず嫌いの高い高いプライドを秘めているタイプです。

 

紫微・天相の組み合わせ

思いやりある良い人に見えて意外と我がまま自己中なのが紫微天相の組み合わせ。

紫微星と天相星が組み合わさると天相星の他人のために役に立ちたい奉仕したい良い相談役でいたい、という思いやりの心は弱まり、その思いやりの心は他人ではなく自分の為に変わります。

なぜならばそれは、王様だから。
王様が下々の一般庶民たちの言うことに大人しく従っていたら、それは王様らしくありませんね。

なので「もっとこうしたら良くなるよ、この組織のためには必要なことだよ、みんなのためになるよ~」みたいな一見組織のみんな全員の為を思っての思いやり溢れる天相星らしい善意の発言も、それは実はみんなの為にをかこつけた自分一人だけへの思いやりの為の事だったりします。

 

続きの3種類の王様はまた次回のブログ記事で。

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