丙火の大過・小さな子供さんの心臓の病気のこと 四柱推命での鑑定事例

先月は予てより予約していた福岡県のクリニックで無事に診察・検査を終えて帰京しました。

以前のブログで触れた通りに、今回初めて行く病院なので「ここでの治療はどうでしょうか?」と断易で占ったら、とても良い医療が受けられると出た結果通りで、まさに私が求めていたものそのもののとても素晴らしいお医者様でした。

丁寧に見て下さっただけでなく直接診察を受けなければ聞く機会がなかった貴重なお話しを色々と教えてもらう事もできました。
わざわざ遠くまで飛んで行った甲斐がありました。

またその際には福岡空港でご一家3名様の鑑定をしました。

鑑定したお客様ご家族のお嬢さん(現在満1歳もうすぐ2歳)はベビーカーに乗って元気に来てくれましたが、昨年の2021年辛丑年に心臓を患って緊急入院をしてとても大変なことになったそうです。
たまたまとても良いお医者さんがいらっしゃって一命を取り止めたとのとこでした。

どうしてそんな大事になってしまったのか?を四柱推命の命式から考察したことと対策アドバイスの内容をメールでお父さんにお伝えしました。

お父さんは以前から四柱推命や紫微斗数などの占いの勉強にとても興味関心が強くこれらの占術のお勉強の経験がおありになる方なので、まあ全くの素人さん向けには書いていませんが、勉強経験のある方ですので要点は伝わったかと思います。

年 庚子
月 丙戌
日 丙戌
時 庚寅

この命式はパッと見た所、ものすごく火が強いです。
庚も2つあるしそこまで火が強いの?と思うかもしれませんが、天干の丙火は地支に戌と寅で火の局が出来ていて火の根がものすごく強いです。
それに対して庚金の地支の根の辛金は戌の中で同じ蔵干の丁火に燃やされて弱まっています。

地支の根が強い干の方が強い五行となります。

そして陽干の丙火は同じ火でも陰干の丁火と違って強くなりすぎている時には大過(強すぎるせいで悪い影響を及ぼすこと)のことを考慮に入れなければなりません。

下は私が送ったメールの内容です。
(一部内容を削ったり追加したりしています。)

鑑定の際にもお伝えしましたが、お嬢さんの命式は寅戌の火の半局のせいで地支に暗神の午も引き連れているので丙火がかなり強い命式です。
洩らしている戌土や火を冷ましている金水が良い働きをしていますが、
あまりにもこの丙の火が強くなると丙火が太過となり、丙には心臓、血管という象意がありますから地支にせっかくあり丙火を漏らしている戌土も干乾び砂漠化させて、心臓、血管の疾患が起こるといった可能性があると考えられます。

強い火の勢いを抑える年柱の庚金と子水がこの命式では健康運での用神となります。

年 庚子
月 丙戌
日 丙戌
時 庚寅

1乙酉 11甲申 21癸未 31壬午

乙運 2020 1歳 庚子 
   2021 2歳 辛丑 
   2022 3歳 壬寅
   2023 4歳 癸卯 
   2024 5歳 甲寅

大運を見ますと数え年の1歳から乙木の大運が始まっています。
乙木は丙火の燃料となって丙の火を強くするのに加担しています。

年支の位置には熱くなる丙火を冷やす冷却装置の役割をしている子があり、この子にエネルギーを生み出している庚金がその上にありますが、この大運の乙運ではこの庚金を合去して庚をお休みさせてしまいます。

もしも甲木であれば庚金を合去ということは起こりませんでしたから、心臓の疾患が起こったのはこの大運乙木が関わっている可能性が濃厚と思われます。

大運は5年間を支配しますが、その5年の間いつもいつも影響を与えてくるわけではなく、大運で巡る干、支のスイッチを入れて事象を発動させてくる年運のタイミングというものがあります。

それは、どうしてそうなのか?の説明は省きますが、この乙木の大運干の場合だと、年運の干が庚か辛の年に当たります。

年運を見て行きますと、2020年の庚子年は大運乙の発動のタイミングですからこの年に何か予兆のようなものがあったかもしれません。
子年でしたから命式の中の子水が強まり大きな疾患が出てくるのは避けられました。

翌年の辛丑年になると、大運干の乙を年運の辛が大運干を発動させます。
この年は丑年で、命式の中の冷却装置の年支の子が支合となり、子の働きがお休みさせられてしまいます。

冷却装置が働けず、更に大運干の乙は庚金までもを合去して丙火が強まり、心臓系の器官がヒートアップし発病に至ったと考えられます。

この今巡ってきている大運干の乙ですが、十年単位では乙酉で、乙は金の支の上に座していてこれは虚の乙木で弱いと見ます。
これがもし乙卯であれば、同じ木の五行の上に座す乙木でとても強い乙となります。

ですのでお嬢さんは弱い乙の運であったために助かったと考えられます。

今後も年運単位のみで見ますと、乙巳や丙火や丁未などといった木火の強い年運が来ますが、大運が申金や酉金などといった子水を強めるものであれば、大事に至ることはないでしょう。

このように丙火が太過している命式の場合は、心臓に注意するということなのですが、

丙火は心臓で、心は体中に血液の栄養分を送り出すポンプの働きをしているエンジンのようなものです。
また腎は水の五行で身体の中で生まれた余計な熱を冷ますための働きをします。
この命式ではそれが年支の子水に当たります。

心は全身に暖かな血液を送りつつ体を温め、また一方では腎が余計な熱を冷ましつつというように、誰の体の中でも健康な時は心と腎が良いバランスを取っています。

お嬢さんが発症した時には、このエンジンは熱を持ちすぎてヒートアップしている、
その一方で腎の冷却装置の子水は働きが抑えられいて冷却水に当たる陰が干上がり腎陰虚という状態となり、
これは中医学で言うところの「心腎不交」という状態となります。

原因は心が熱を過剰に持ちすぎてしまったからです。

心は夜の寝ていなければならない時間帯に寝ないで睡眠不足などの夜更かしや過剰なストレスで熱を持ちやすくなります。

ですので心が熱を持ったままの日常をいつもいつもしているようなショートスリーパーのバリキャリ女性などは、やる気満々で寝ないでバリバリ働くのはいいけれどもある日突然バッタリ倒れてそのままポックリ行く(心臓が止まるため)ということになりやすいです。

エナジードリンクなど飲んでも心臓にはちっとも良くありません。

ですので、お嬢さんの場合はこれから大きくなってからも夜中の12時を過ぎても起きているなどの夜更かしは禁止ですし、夜中の時間帯も夜勤などで起きていて勤務しなければならないような仕事にも就かない方が良いでしょう。

また、日常では心の熱を取る「蓮の実」や「百合根」などの食材を取り入れるのがお勧めです。

蓮の実は炊き込みご飯にすると栗ご飯のようにホクホクして美味しいですし、百合根はスープのポタージュのようにすると美味しく取り入れやすいです。

また、緑茶には冷やす作用がありますので、夏場はお水よりも温かい状態の緑茶を飲ませてあげると良いです。
緑茶には冷やす作用があり、また冷たい状態の飲料水よりもぬるま湯程度でも良いのである程度温かい温度の飲み物の方が体を潤わせて熱を冷ます水分として体に浸透しやすいです。

また緑茶の中でも、心の熱を取って気持ちを落ち着ける「蓮心茶」もおすすめです。
蓮心茶。体の熱を取る作用があり夏にぴったりのお茶です。
※蓮心茶と龍井茶と金蓮花の夏向けブレンド薬膳茶。
温かいのに体をクールダウンさせる力が強いのが特徴です。

実際に夏場でも温かいお茶を飲んでいると、冷たいペットボトルの飲み物よりも口が乾きにくくなってきます。

まだまだ食養生アドバイスはあるのですが長くなるので、この辺にしておきますね。

続きはまたの機会にでも。
ご参考になれば嬉しいです。
ではではまた。

趣味で中医学の薬膳を勉強しているので、この命式を見ていたら薬膳の授業で教わった「心腎不交・しんじんふこう」のワードがパッと浮かんできました。

四柱推命と中医学は親和性があるどころか同じ陰陽二元論と五行論の根っこでつながった同類の兄弟のような関係なので、両方セットで学んでいると鑑定の時はなかなか便利です。

また次に福岡に行くのは1年~1年半後になるかな?

 

コレステロールの数値がとても高くなっていてここ1年ほどスタチン剤の投薬治療を受けていましたがふと疑問に思い、色々と調べているうちに今回の福岡県久留米市のこちらの先生のクリニックのサイトと先生の著書に辿り着きました。

読んでいるうちに「これは絶対にこの先生の検査を受けなければ!」と居ても立ってもいられなくなった先生のご著書がこちら。
同じように悩まれている方がいらっしゃいましたら是非ご一読下さい。