離婚の時期、年運について

結婚運のこと

占い鑑定業をしていますと、当然のことながら何らかのお悩みを抱えた方からのご相談が圧倒的に多いです。

不思議な事に同じようなお悩みのお客様が重なることがたまに起こったりします。

最近同じ時期に重なったのは離婚にまつわるご相談。

離婚する時期の読み取り方は四柱推命でも紫微斗数でもどちらも限られた一つのパターンしかないという単純なものではなく、命式・命盤によってそれぞれ異なるケースがほとんどです。

直近の鑑定したケース。

紫微斗数で離婚した大限の夫妻宮は主星なしの天空・地劫・陀羅と凶星揃い。
天空に地劫は「空虚、虚ろ」を表す星ですからご主人の存在がないということになります。

そして相談者様ご自身(女性)の同じ大限の時期の命宮には帝王の星の紫微とそして破軍が入り、殺破狼運となり運命の変動の激しい時期を迎えます。

三方四正の財帛宮と官禄宮には吉星が入り、この時期仕事方面ではとても発展した充実した時期を迎えた大運でしたが、その一方でこの大限で別居開始。

そして年運単位で見ますと、離婚が成立した年の夫妻宮の巨門星には命宮化忌が飛び、また更に本夫妻宮からも化忌が入り、この時期に夫婦関係が壊れるくらいに危ういという時期となりました。

大限の夫妻宮と流年の夫妻宮、両方の悪さが重なり離婚となったケースです。

一つ前の大限では大限命宮の彼女の方からご主人に対して甲斐甲斐しく尽くしてあげていた様子が見えるのに、一方の大限夫妻宮のご主人はその恩を仇で返してくるような様子が見受けられ、何とか上手くやって行こうとしていたのにその思いも届かずの状態だったことが読み取れました。

四柱推命で見てみますと、独身傾向の命式、
夫妻の場所に当たる日支が絶になった時に正式に離婚に至りました。

最初から別れたくて一緒になる夫婦はいません。

夫婦仲が良くなくても、これまでの長い間それなりになんとかしようと築いてきた家庭を壊さざるを得なかったことはやはりお辛かったことと思います。

生きていればどん底の壁にぶち当たるような気持ちになることの一つや二つくらいあるでしょうが、やっぱり家庭を守ってきた女性側の方が痛みが大きくて深い気がするのは私の贔屓目?ではない気がします。

離婚までには至らなくとも、夫婦間の深刻な悩みを抱え続けてきた人を何人も知っていますし。

こういったことは誰にも打ち明けられなくて悶々と抱え続けている女性はたくさんいることと思います。

いつか時が経ち、「あの時は本当にすごく大変で辛かったけど今の穏やかな日々がとても有難いわ~」と何でも話せる長年の親しい友人、共に仕事をしてきた仲間達と日当たりの良い場所でお茶でも飲みながら笑って過ごせる日が来ますように。