温故知新 -古いものを学び伝えていくこと-

今月の初めに病気治療のため入院し、つかの間の休日を過ごし(あ~、もっとゆーっくり本とか読みたかったな~、あっという間の退院だったな~)、先週の頭からまた元気に鑑定業務に復帰しています。

さてさて、私は四柱推命や紫微斗数などの命術や易などの卜術を使って占う占い師ですので、もちろんそれらを読んで、現状改善のためのアドバイスをします。

中国に古くから伝わる開運法の学問の「五術」のうちの命術と卜術を使っているわけですね。

しかしそれ以外にも、私は今年に入ってから中医学の薬膳の講座に通い始めました。

中医学は五術の中の一つの「医術」です。

これは「五術だから勉強しなくちゃ~」とか「仕事のために資格をとらなくちゃ~」ではなくて、友達が毎回季節のお茶や美味しそうで体に良さそうな料理に囲まれて楽しそうに通っていた様子を見て、美味しそうな食べ物やみんなでワイワイと楽しくやっているのに大変弱い私は、「じゃあ私もぜひ!」と月一度のカルチャーセンターでの趣味の楽しみという感覚で通い始めたのですが、これが命術や卜術の五行と深く関わっており、びっくりするようなスーパー食材たちのことも知ることができたりして、なかなか深くて面白い♪

15-1これは「杞菊茶」。五臓六腑の肺・腎・肝を補い、アンチエイジングに良いお茶。
呼吸器の肺が弱まり乾燥する秋にぴったりのお茶です。目も良さそう~。

ものすごく勉強熱心で知識豊かで、毎回日常に良く起る体の不調や、二十四節氣・春・夏・秋・冬・そして毎年4回季節の変わり目に巡る土用といった季節に合わせた自然界や体の変化に照らし合わせて、とても分かりやすく楽しい毎回目からウロコのお話で笑いの絶えない授業をして下さる先生のお陰で、五術の一つの「医術」にも目覚めてしまうことになりました。

例えば、憂い悲しみ心が強く傷つくようなことが起ると「金行」の肺を傷つけます。
すると同じ金行の肌の状態が悪くなります。

また、いつも必要以上に怒ったり、またはイライラするようなことが多かったりすると、「木行」の肝を傷つけ、木行に分類されている部位の肝臓にダメージが出たり、氣が上に昇り、目や頭部にトラブルが起る。
(もとから怒りんぼうの人は、もともと肝臓が傷ついていてトラブルのある可能性があり、肝臓を労わるような食材を摂り養生すると、いつの間にかあんまり些細なことで怒らない心の広い私に変身できちゃったりもするそうです。)

または、いつもクヨクヨとどうでも良いことで必要以上に思い悩む傾向のある人は、「土行」の脾臓を傷つけます。

脾臓は消化器官のことです。

脾臓が傷つき弱まると、同じ土行の筋肉が緩み下がり、胃下垂であったり、年齢以上に法令線が深く目立ったりするそうで、そのような場合は脾臓をいたわり強める食事の摂り方にしていくことで、内臓も引き締まりアップし、連動して体の弛んだ筋肉も引き締まるそうです。

そんな薬膳で学んだ知識を四柱推命の命式に出ている五行や忌神の六親五類が感情に及ぼす作用に照らし合わせて考えると、原因となった出来事や解決策が見えてくることがあります。

休業明けで復帰したばかりの先週対面の鑑定では、娘さんの身体に起った災難がきっかけでのご相談でお見えになった下さったお客様がいらっしゃり、薬膳の知識が役に立ちお伝えしたアドバイスにとても喜んで頂けました。

五術には「命術・卜術・相術・医術・山術」の五つがありますが、古来中国では占い師は運命の改善を図る「運命の医者」と言われていたそうで、五術の全てをしっかり学んで会得しておく必要があったのですね。

古来中国ではこの五つ全てをしっかり会得していないと占術家の資格はないと言われていたそうです。

今の私は、とてもそこまでは……と尻込みしてしまいますが、薬膳の先生のこれまで解決してきた数々の実例を聞きますと、食養生法ってかなりの開運法ですよ。

運命の医師に必須の学問とされていたのは分かる気がします。

また薬膳は、生まれつきの向き不向きとか特殊な能力とか第三の目が開いてるとか、ものすごい極端な努力とか忍耐とか、お金がかかりすぎるとかそういったものは全く関係なく、知識さえあれば絶対に誰でも手軽に日常に取り入れることができますから、そういう点でもなおGood!

古い時代の先人たちの智慧は何て素晴らしい!

命術や卜術・相術にしろ薬膳にしろ、五術は全て脈々と何世代にも渡って進化しながら積み重ねられてきた古い時代の先人たちの智慧で、こういうものは、たま~に表れた天才さん?一人の力であっと言う間の短期間で革命的に塗り替えられるようなそんな生易しいものではありません。

現代の西洋医療と両方を必要に応じて使いお世話になれば、とっても良いなと思います。
(私は今回は、長い期間をかけて症状が緊急を要するレベルにまでになっていたので、西洋医学のお世話になり、おかげさまでとても腕の良い先生に診ていただくことができて、あっという間に改善してしまいました。今度は再発防止と体質改善のために中医学の薬膳の出番です。)

私はそんな古い先人たちが守り伝えてきた智慧を学んで、それをお客様に使える生きた智慧として伝えている仕事をしています。

いつの間にか、意識したわけでもないのにそんな方向に導かれるように活動していました。

更に今年に入ってからは、「お香」の世界にも興味を持ち、お線香やインセンスや塗香などを作るワークショップなども開催したりしています。

「平安時代の貴族はこんな香原料が好きでとても人気があったそうですよ~」なんて話しを聞くと、目の前にその時代に生きる平安貴族の雅な世界が広がる感覚になりゾクゾクしてきます。

お香にも、邪を祓い清め、心を落ち着かせ、神仏と繋がるという作用を持ち、これも古い時代から伝わる先人たちの智慧。

そんなことを伝える仕事を気づいたらしていました。

ふと自分の紫微斗数の命盤の中の官禄宮を見ると、「古い伝統的なもの・風流なもの」という象意を持つ「龍池星・鳳閣星」が2つ一緒に並んでいて、ゾッとしてしまいました。

どれほど時が移って時代は変わっても、どの時代でも生きている人にとっては同じように役に立ち必要な風化させてはいけない智慧。

受け継いで守り伝えて行く役割を担う人は必要ですね。

その一人が自分なのかなぁ……と、四柱推命などというとんでもなく底知れぬ深い学問に関わってしまった理由の一つが見えてきた気がするこの頃です。