占い鑑定で心がけていること

占術よもやま話し

こんにちは、ひなた四柱推命鑑定ルームの綾野日向子です。

私が日頃、占い鑑定のお客様と接していて、
特に心がけていることは、
「お客様に対して、絶対に上から目線の偉そうな態度で接しない。謙虚さを忘れずに。」
ということです。

だって、私はただ他の人と比べて、何の因果かは分かりませんが、たまたま四柱推命という
理論的で学術的な占いのお勉強が向いているように生まれついてしまっただけで、
だからとってもマニアックにハマり過ぎてしまって、
このお勉強が楽しくて仕方が無くて、素晴らしい師匠にも恵まれて
とうとういつの間にか気がついた時には占い師になっちゃって
た!というだけの人間ですから。

占い師だって、この世に人間として生まれてきた以上は、
他の人と変わらない普通の人間でしかないんですよ。

世間のみんなと同じような俗世的な欲も、
それはそれはたっくさん持っていますよ。

でも、雲の霞を食べて暮らしている仙人や天女ではなく、
この世で暮らしている人間なんだから、
それで当たり前だと思っています。

そしてご縁のあったお客様から学ばせていただいた
経験もたくさんあります。

そんなものですから、
「ワタクシは神様から選ばれた高貴で特別な人間で、
そんな低俗なことで悩んでいる
アナタなんかとは違うんですのよっ!
何なの、アナタのその下らない悩みは。
大体アナタはね……(以下お説教が延々と続く)。」

なんて態度絶対に取れませんよ……
恥ずかしくてできませんよ、そんなの……。

占いで人の運勢や性格を分析するプロであるという自負はありますが、
それはいつも家に宅急便をお届けてくれる配達員さんの配達がとっても正確でスピーディー、
おばあちゃんの世話をしてくれる介護士さんの介護の技術がムダな動きが無くて素晴らしい!
いつも行ってる美容院の美容師さんのカットが上手でセンスも良くてすごい!
というのとまったく同じなのです。

私の場合はたまたま、占いという得意分野で人様のお役に立っているというだけの事なんですよ。

それに、私はアナタとは違うのよ!的な態度で上から目線でお客様と接してしまうと、
どうしてもお客様の心のコア(核心)の部分が見えてこない、
つまり、お客さんの気持ち、訴えが理解できない。
そうなるとお客様は絶対に占い師に対してシンパシーを感じてはくれないので
心を閉ざし「何かこの占い師の人違うかも……。さよなら~」となってしまいます。

それでは、いくら素晴らしい占いの知識があっても、人様のお役には立てません。

占いやスピリチュアル的なものを扱うと、それはやっぱりちょっと特殊なものではあるので
うっかりすると「私は特別よ!」的な勘違いをして、
「すごいでしょ、私!」とナルシスト感てんこ盛りの自己チューアピールを
してしまう恐れがあるのですが、それではせっかくご縁のあったお客様との機会をムダに
してしまうだけでお互いに何の実りもない残念な結果になってしまいます。

だから、常にどんなお悩みのお客様であっても
「私はお客様と同じ、ただの普通の人間です。一緒に幸せに向かいましょうね。」
という気持ちを忘れずにこのお仕事を続けて行きたいです。