「子供のため」って言うけれど・・・

占いサロンひなたの綾野結麻です。

メール鑑定の結果をお待ちのお客様、
ただ今頑張って順次処理しておりますので、もう少々お待ちくださいね。

それでつい先日、ゴールデンウィーク中、ずーっと家にこもってメール鑑定の鑑定書を作成した時の中の一人のお客様から早速のお返事メールをいただきました。

今回メール鑑定のご相談をお寄せいただいた方は、お子さんを持つお母様といっても、そのお子様はもうすでに立派な青年です。

ご相談の内容は、せっかく入学した薬学部の大学を親に内緒で勝手に退学していて、経済学部に進学しなおしたいと希望を言った所、お父様の逆鱗に触れ、話し合いの結果「もう大学には進学せずに、このまま高卒のまま公務員試験を受ける」ということになったそうです。
お母様は、無事に公務員試験に合格したら一安心ですが、もしかしたらこの子はニートになってしまうのでしょうか? そしてお客様のご質問の定番フレーズ、
「お仕事運の良い時期を教えて下さい。」
とのようなご相談でした。

早速四柱推命で八字を出してみる。
見てみると、この方は全く「官殺」がない。
その上、日干はわりにしっかりしていて、「食傷」はとーっても多くて、今は「財」のエネルギーが強く巡ってきている大運。

そんなものですから、「えっ? この子どうして公務員になるって言い出したの???」

公務員のような公のために尽くすお仕事は、「官殺」という自分を社会の中に合わせて尽くすというエネルギーがない上に、それと相反する根っからの自由人で個性溢れるクリエイター系のエネルギーの「食傷」がとっても多い人にとってはとってもシンドイです。

万が一公務員試験に受かってお勤めを始めたら、また親御さんに内緒で退職しかねませんというような方です。

これは、私自身の命式のパターンととっても似ているから、気持ちがすごく良く分かる。

そして「大体何で薬学部なんだろう??? 別に医療関係に縁のある命盤じゃないし、、、どう見ても興味を持つとは思えない。
これは、白衣とか着て、部屋にこもって薬の細かい計算ばっかりてしるよりも、個性溢れるクリエイター系よね。」と私の中では疑問がぐるぐる。

そして、疑問はすぐに紫微斗数の父母宮の状態からも、「これは本人の気持ちや向き不向きを無視して誰が押し付けたかな??」という確信を得ましたので、「もう一度お母様の方からご本人の本当の気持ちを確かめてあげて下さい」と早速そのように鑑定書をしたためてお母様にお送りしました。

そうしたら、すぐにお母様からこちらのお返事メールをいただきました。
—-いただいたメール(原文のままです)—–

占いサロンひなた御中 綾野様へ
この度は素晴らしい鑑定を誠にありがとうございました。

感慨深く、涙溢れる思い一杯に熟読させていただきました。
鑑定通り、まさに仰る通りです。
息子は子供の頃から、どれだけ両親の勝手に傷付き、小さな胸を痛め
我慢ばかり強いさせてきただろう・・と改めて考えさせられています。
薬学部はズバリ父親の一存であり、そこには息子の希望など欠片もありませんでした。
息子から薬剤師になりたいなどとは一度も聞いたことがありませんでしたから。
これから長い道のりになる事は覚悟の上で
息子と一緒に将来に展望を持ちながら共に頑張っていきたいと思います。
本人が行きたいと思える大学を探して、学費の工面など考えてみます。

涙がたくさん出た後は、何だかホッコリと温かい気持ちになりました。
ようやく親子でスタートラインに立ち、前を見据えて笑顔になれそうな気がします。
綾野先生、本当にありがとうございました!

そして、ご相談の定番フレーズの「時期はいつですか?」のご質問に対しては、
私はこのようにお答えしました。

「息子さんのお仕事での運を良くしてくれる物は一体何なのでしょうか?
お仕事運の良い時期が巡ってくるのを待つことでしょうか?
いいえ、良くなる時期なのではなくて、それよりももっと、根本的に大切なことは、本人の適性に見合った職業を選ぶということなのです。
それができていて初めて「良い時期」の力が発揮されてくるのです。」

せっかく良い運気がきていても、何事も起こらずに過ぎ去ってしまう人がよくいます。

それは、自分の持って生まれた運命を生きていないから、親などの他人から強制された運命を強いられた場合は、心の中にいつも物足りない、不満足な辛い気持ちを抱えながら、自分ではない、他人の人生を生きていかなければならないのです。

他人の人生を歩む場合は、せっかく持って生まれた、その人の持ち味、才能は活かされず、幸運期におこるべき嬉しいイベントも起こらずに空しく年齢を重ねてしまうことすらありえます。

要するに、その人の適性、個性、正確などを無視して押し付けても、「良い時期」が来て魔法のように何もかも全てが上手くなんてことはないってことです。

私は子育て占い鑑定をしていますから、お子さんを持つ親御さんからのご相談をわりと多く受けますが、まだ幼いお子さんのご相談で「お受験をさせたいのですが」とか「お医者さんにしたいのですが?」などの親御さんの欲望むき出しのご相談を受ける時、私の胸の辺りはギューっと締め付けられるような苦しい気持ちがいつもします。

なぜならば、私自身が、今回のご相談の息子さんと同じように、親に進路を無理矢理に押し付けられた経験を持つ子供だったからです。
その代わり親元を離れた今は、思う存分自由にやっており、とてもじゃないけど親が許さないようなこと

(占い屋さん…)

を仕事としています。

どの親御さんも、「子供のために」だとは思うのですが、それが結果としてちっとも子供のためになっていなければ、本末転倒なのです。

親のいうことを聞かずに、自分の道を進もうとする姿は、世間知らずのワガママに映るかもしれませんが、それは持って生まれた自分自身の姿になろうとしている、ただそれだけのことなのです。

その結果、痛い思いをすればきっとそこから何かを学んで、一回り大きく成長して、親御さんの所へ戻ってくるはずです。

今回私のところにご相談をお寄せいただいたお母様は、息子さんに無理を強いているがために、何事も上手く行かなかったことを前々からきっと薄々心の中で気づかれていたのだと思います。そして、私の鑑定を受けて確信となって、気持ちがあふれ出たのでしょうね。

こんなお母さんがいてくれて良かった、良かった。

「公務員や医者、有名大企業」とステレオタイプにお子さんに進路を押し付けるよりも、
会社四季報などを見て、企業分析して優良企業が見分けられる親御さんの方が、将来お子さんからずっとずっと尊敬されますよ!