おみくじで「凶」を引きました

占術よもやま話し

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ところで、今日の本題。
この間の夏休みに浅草に遊びに行きまして、せっかく浅草に来たからにはと浅草寺にお参りに行きまして、そしてせっかくだからとおみくじを引きました。

おみくじって、なぜかその時に必要なメッセージが届いてきたりするものなので、私は神社仏閣に行った時は必ずおみくじを引くんです。
そうしたら、何とではないですか!!

凶は浅草寺では一番最悪のランクです。

実際に「凶」なんて出てしまうと、結構ショックなものですよね。

凶という文字以外にも、メッセージの内容が「一家離散の恐れ」だの「病気で失業」だの、家族持ちの私にとって全く不吉極まりないことのオンパレードだったものですから、一気にブルーな気分になりました。
実際には、全くそんな悲惨な状況ではありませんでしたが、でも確かにちょうど少し気がかりなこともあった時なので、もうそのネガティブな気がかり・心配事が心の中で一気に100倍にも200倍にも増幅された気持ちになってしまいました。

おみくじで「凶」だの「大凶」だのをひいてしまって、こんな気持ちになるのは、私だけではないはずです。

こんな時、さあどうしましょう。

でもね、そう、ここは観音様がいらっしゃる浅草寺なのです。

ここで溜まっていたのに、自分では自覚していなかった膿が、おみくじにメッセージとなって現れて気づかせてくれたのです。

こんな時は嫌なのを引いてしまったからといって、いいのが出るまで何度も引くというのはNGです。
きっとお金のムダ遣いだけでおわってしまうでしょう……。

だから、出たおみくじはしっかり境内の結び棒に結びました。
観音様の力が及んでいる境内の中ですから、これだけで少し厄落としになったような気持ちになります。

そして本堂の奥に行き、「明るい未来が来るように勤めますので、どうかお力添えをお願いいたします」としっかりお参りをしてきました。

観音様がネガティブな気を吸い取って浄化してくれているような気持ちになります。

そう、おみくじで凶が出たからといって、もう逃れることのできない不幸の大王が降ってきて大変なことになる!ということではないのです。

「気を引き締めて頑張って乗り越える時だよ」と気づかせてくれているのです。
だから頑張って乗り越える気持ちを応援していただけるように、腹を括って頑張るという誓いとお力添えをお参りしたら良いのです。

だからね、何にもしなかった時よりも、凶のおみくじを引いて、気づいて、ちょっとこれは頑張らないと!と気づいた方がよっぽど良かったんですよ!

ここは浅草寺、きっとご加護があると思い、お寺を後にしましたが、そのほんの数日後、私の中にあった心配事は単なる思い過ごしだったことがあっけなく分かり、やっぱりあの時真剣にお参りしてきて良かったな~と思った次第です。

調べてみると浅草寺のおみくじは、国内の中でも特にキビシイことで有名で、「凶」が30パーセントもの高確率で入っていて、古来からの割合を守っているそうです。

このごろは、凶が出るとお客さんから嫌がられるのでサービスで吉をたくさんまぜて、凶をうんと減らした、甘々大サービスの所が多いようですが、それでも嫌がられるのを分かっていながら、お参りに来る人たちのために、あえて頑なに古来からのそのポリシーを貫く姿勢、とっても魅力的です。

これからしっかり頑張って、自分で「うん、この頃いい感じ!」と思えた時にまた行っておみくじを引いてこようと思っています。

その時はきっと違うおみくじを引くはずだから。