紫微斗数で見る、隠し事トラブル・結婚運編  お客様の鑑定事例

結婚運の占い

先日オンラインで行った鑑定の事例です。
今回は現在数え年で43歳の男性のお客様で大学教員の仕事に就いていらっしゃる方です。

現在私と同じ四柱推命の先生の元で勉強していらっしゃるというご縁から鑑定させて頂くことになりました。

ご相談の内容は今後の仕事運と結婚運について。

特に結婚運に関しては、二年ほど婚活をしてきたのになかなかうまく行かず、出会う相手はなぜか「気性が荒いとか男性恐怖症とか・・・」などなどの問題有りの女性ばかりだったとか。

年 庚申
月 己卯
日 丙午
時 乙未

四柱推命の命式を見ればもともとは女性と縁がないとか結婚できない命式でもないし、大学の先生になるのは納得~の頭の良さを持ち仕事やお金にもそこそこ恵まれる感じだし、本人の性格キャラクターに問題があるとかでもないのだが、大運ベースでは独身運が続いていたので結婚に至るのが難しかったのだろうなと思えました。

で、難アリの相手との出会いばかりだったということで、紫微斗数では大限(十年運)の夫妻宮の状態がどうなってるんだろう?と、とても気になったので早速命盤を見てみますと・・・、
やはりというか、

今の一つ前の32歳から41歳までの大限の様子を見みてみますと、その大限の命宮は亥の位置になりますので必然的にその時の夫妻宮は酉の位置のもともとの父母宮になります。

この大限夫妻宮に並ぶ星の配置が夫妻宮には入っていて欲しくない右弼はあり、凶星の擎羊・火星が入ってはっきり言ってあまりよろしくありません。

巨門星とこれらの凶星の組み合わせでは、この大限の時期にご縁のある相手は言葉がきつく口舌の問題でトラブルの多い人となるでしょう。

知性星の天機星ですが、これはメンタルの星でもありますから凶星と一緒に入れば天機星の神経質すぎるが故の悪い影響が出るので、「えっ、どうしてそんなことで?!」というようなことでメンタルが崩れたり、キーキーとヒステリー気味だったりとこれでは出会う相手に苦労させられそうです。

またこの大限夫妻宮の巨門にはちょうど大限命宮から化忌が飛び、
巨門星と化忌の組合せでは口舌が原因の災いやトラブルの暗示ですし、巨門星は「暗星」と呼ばれ隠すという意味を持ち、何か隠し事があったりするというような暗示になります。

ちょっとこの不吉な状態では32歳からの十年運の間での結婚は無理だっただろうなと思いご相談者本人に伝えると、
実は2018年(戊戌年・39歳時)に結婚を前提にお付き合いしている女性がいて婚約まで話しが進んでいたのだが、お相手の女性の家系に関してのある特殊な事情を正直に伝えてくれず隠していたことが発覚しそれで相手に対しての信頼がなくなり両親も巻き込んでのトラブルとなり結局破断になってしまったことがあったという話しをしてくれました。

隠し事にトラブル、
実際のエピソードと命盤の符合ぶりにちょっとゾッとしてしまいました。

このようなことが起こる時期も大限命宮と大限夫妻宮のある酉年から亥年のうちに起こりそうな事だなと思われます。

結婚していたとしても何か必ずトラブルが発生して離婚などの大変なことになりそうな「夫妻宮が荒れている」ような運で、ちょっとこれ結婚や恋愛で何かすごく嫌なことがあったでしょ?と聞きたくなるような運でしたから、
「こんな運の時期に無理に結婚しなくて良かったですよ」と伝えました。

尚、この命式には七殺制御というものが効いています。

年 庚申
月 己卯
日 丙午
時 乙未

その場合は人や物事を見抜く目が鋭く、観察眼に優れるという特徴が出て来ます。

ご本人に伝えますと、
「自分でもなぜだか不思議だったのだが、以前からそういう力にはすごく自信があった」とのことでした。

私は色々なお客さんの鑑定をしている中でそういうタイプの命式の人がいたら、
「この人には本質を全部見抜かれてしまうだろうな」と思いながら鑑定をしています。

そしてちなみに私自身もそのタイプの命式です(^-^)

四柱推命と一口に言っても
「これは全然違う別の占いなのではないか!?」というくらい見方が異なる流派がたくさんありますね。

同じ先生に習っているのでその流派特有の四柱推命の専門用語のニュアンスがスッと伝わりやすくて私としてはとても助かる鑑定でした。
「紫微斗数も面白そうだなあ」と言って頂き嬉しかったです。

自分の努力や行動の力だけではどうにもならない事ってありますよね。
どうしてあの時上手く行かなかったのか?が命盤で示されていたことが分かりスッキリされたようでした。

鑑定でお伝えした今後のそう遠くもない今後の婚期となりそうな年におめでたい事が起こるといいですね!