飾らず偽らず素のままが魅力の人、マツコデラックスさんの命式と命盤

マツコ・デラックスさんの自伝エッセイ本「デラックスじゃない」
有名人・著名人の占例

もうすぐゴールデンウィークの5月ですね。
もうすぐ土用も明けて暦では夏が来ます。
初夏のような陽気の日もある東京地方です。

先日人気と魅力の謎が前々から気になっていたマツコデラックスさんの生まれた時刻が8時頃だと分かったので紫微斗数の命盤と四柱推命の命式を出してみました。

1972年10月26日 朝の8時頃 千葉県千葉市生まれ

そうしたら、、、!

マツコデラックスさんの紫微斗数の命盤・命宮が天同・太陰

午の宮に入る命宮にはこれまさに繊細で芸術的感性の持ち主の女の子らしい太陰星と天同星ではないですか!

文昌星まで一緒に入っちゃって、お化粧やきれいな衣装に惹かれる一生となる運の人というのがとても分かりやすいです。

芸術色や表現色が強いので、美容学校に行ってヘアメイクの技術を身につけたり女装の衣装を自分でこだわって自作するのも分かる気がしますね。

そういえば、フィギュアスケートなど芸術的要素の高い競技のことについてもとても詳しかったりする面もお持ちでした。
やはり根は乙女系。

そして、マツコさんの持ち味のあの威嚇力満点のゴジラが火を噴いたようなしゃべりっぷりのわけは遷移宮にある擎羊星の影響のようです。
擎羊星は暴力暴言の星で遷移宮はその人の対外的な顔が表れる場所だからですね。

でもマツコさんはただ怖そうなオカマという訳ではなくて、彼女(?)がMCを務めている番組での発言を聞いていると、単なる個人的意見なだけの範疇の羅列というのではなく、あんなふうでいて番組のテーマと状況に応じた的確な運び方をするし、また使う言葉の選び方が実に上手いのでだからただでさえ面白いのに輪をかけて思わず笑ってしまうのです。

それに加えてオカマさんなので男の気持ちも女の気持ちもどっちも分かっていらっゃるような面も持っていらして、マツコさんが老若男女から人気で慕われるお茶の間の人気タレントでいられる強みはそこにあるのでしょうね。

だから機転が利いて柔軟で頭の良い人なんだろうなと思っていたらやっぱり!!!

申の位置にある福徳宮には文曲星が輝いていました!
文曲星は表現の星で特に文章表現の星ですので、言葉の選び方が絶妙に上手いのもこの星が影響しているからでしょうね。

輝いているというのがポイントで、申の位置にあるとこの星はすごく輝いて文曲星の持っている良さがメキメキと現れますが、他の位置の文曲星だと輝いていない恐れがあります。
輝いていないとあそこまで文曲星の良さは発揮されていないだろうと思います。

またマツコさんは勤めていた雑誌社の編集の仕事を辞めて2年間ほど実家に引きこもりの生活をしていたことがあるのですが、そこから才能を見抜いて無名だった彼女を引っ張り出して表舞台に出るきっかけを作ったのは作家の中村うさぎさんのでした。

うさぎさんは自身の出版予定の対談集の対談相手に引きこもり中の会ったこともないマツコさんを抜擢して「アンタは書くべき人間だ」の言葉を与えています。

当時のマツコさんを見抜いたうさぎさんの眼力もすごいなと思いますが、あんな風でいて本人の数々の発言語録やコラムなどを読んでも分かりますが、マツコさんは我のまんま(ワガママ)だけの人ではなく虚栄心などはまるでなく「自分なんかただ流れで持ち上げられただけでテレビ時代の終焉とともにいつ消えてもおかしくない」と語る自分の器や身の丈に合った生き方を好む謙虚なモラリストのようです。

年 壬子
月 庚戌 (月令 戊)
日 庚寅
時 庚辰

四柱推命の命式では、天干には庚金がゾロッと並ぶ「戦格」。
鉄の原石の庚金がゴツンゴツンと遠慮容赦なくぶつかりあっています。
だから周囲とのぶつかり合いも多かったのではないでしょうか。

また金行はクールで冷徹な判断を下す裁判官のような白黒ハッキリといった性質を持ちます。
だからあのようなスパッと的を得た発言や考え方をする方なのでしょう。

 

(「学歴コンプレックスはありますか?」)
アタシ美容学校出身なんで、出版業界もテレビ業界も周りは高学歴ばかりで逆に優越感感じる。
東大だの京大だの出てる連中が、こんな美容学校しか出てないオカマに頭下げるのね、って思って。
逆に言うと、この人たち何のために大学行ったの?って。

引用元:Twitter マツコデラックス毒舌集 (@towoluzypyfo)アカウントより

 

そして庚の金は壬の水と相性が良く壬の水で洩らされることを好みます。
ちょうど壬水の食傷で比劫の庚金が洩らされています。

食傷は表現や思考、思想。そして水は知性を表す五行。
ただ我のまんま(ワガママ)=比劫だけでいっぱいの人ではなく、あんなふうでいて共演者や状況に合わせたコミュニケーションや絶妙な言葉がポンポンと飛び出てくる柔軟な頭の良さはこの食傷の壬の働きです。

そして言葉があのようにはっきりズハズバと容赦ないマツコ節の部分は年支の子です。
子水でなくて亥水だったら、毒気や迫力がなくてあそこまで面白いテレビ向きのキャラじゃなかったかもです。

そして日支の寅と月支の戌の蔵干の中には丙と丁の火の官殺が埋まっていますし、天干に並んでいる庚たちは地支の根っこがそれほど強力なわけではないのです。
これがマツコさんの謙虚さの部分です。
火が金の比劫を剋して弱めています。

だから売れっ子タレントになっても奢ることのないそして正義の気持ちの持ち主の方なのでしょう。

引きこもりの時期は「つまらない人間だと思われたくない」という気持ちからくる過剰に話しを面白く虚構を加えて飾って盛って作り上げて人目を引こうと媚びていた自分、そうまでして嘘で塗り固めた「自分じゃない自分」で売っていても結局誰も面白がらないということに気付き傷つきそれが、引きこもりの一因で大きな要素だったと著書に書かれています。

自分を虚構で盛って塗り固めること自体が絶対の悪ではないし、素のままの飾らない自分を通し続けることがどんな人にとっても絶対の正義では必ずしもないし、善か悪か?白と黒か?の二極に分別できるような薄っぺらなものではないでしょう。

ただ、自分じゃない自分でいることにマツコさんは耐えられなかったのでしょう。
以来「本音で話すことを大前提に生きよう」と決め虚構の自分じゃない自分と決別したそう。

そうそう、マツコさんの魅力はデブでゲイに生まれたことに抗わない潔さもさることながら、何と言っても筋の通った鋭い本音のトークですね。
これが引き出されたのもそんな苦悩していた引きこもり時代があったからこそでしょう。

一見迫力があって豪快に見えるマツコさんですがその内面は繊細で色々考えている深みのある思考の人、人を惹きつける魅力や絶妙で稀有な発言の数々はだからこそできるのでしょう。

今の乙卯の大運は金運がとっても良い時期ですし、それが終わってもまだまだ業界で力を持っている様子の時期が来ますから、「旧メディアといっしょに没落していく」なんて言ってないでますますその冴えるそのままの本音で世の人を楽しませ続けて欲しいなと思います。