こんにちは。占いサロンひなたの綾野です。
子育て占い鑑定というのをやっておりますと、
「子供の将来が心配で心配で……！」のような
とにかく心配でいっぱいいっぱいのお母様方からの鑑定依頼がまあほとんどですね。
とかく「占い」というのは、ましてや東洋占術だと、
一生不幸とか病気になるなどなど……何やら不吉な未来を言われるというようなイメージがやっぱり、どうしてもあると思うんですよね。
しかし、そんなおどろおどろしい不吉な事ばかりを言い渡すのが東洋の占いというイメージを
スカッと払拭するようなお話を今日はお伝えしたいなあと思います。
紫微斗数で命盤を出しますと、命宮から左まわりに数えて8番目に奴僕宮というのがあります。
ここは別名交友宮と呼んだり人事宮と呼んだりします。
私は普段から交友宮と呼んでいるので、今回は交友宮でお伝えしますね。
この宮は一般的には自分の目下や部下だったりお客さんとの関係を見るということで伝わっていると思いますが、
実はこの宮、大衆やファンやお客さんに対して自分が訴えかける意識を表しているのです。
要は大衆やファンやお客さんへの影響度がこの宮で分かるんですねー。
ですから、ファンからの人気がなくてはやっていけないようなお仕事の場合、
この交友宮の状態の良さがとても大切になってきます。
では日本の歌謡界の歴史に名を刻む大スター、山口百恵さんの交友宮はどうなっているか？見てみましょう。
山口百恵さん 1957年1月17日 辰時生まれ
交友宮に貪狼星が入り、貪狼星の生年化禄がついています。
これは大変良い組み合わせで、宮との相性もバッチリOK！です。
どう良いのかというと、この場合は金運に大変恵まれます。
交友宮ですから、ファンや大衆からお金が入ってくる、人気稼業で人気が出て稼げると読み解けます。
またその上、この宮は対宮の兄弟宮に流出禄となって化禄を廉貞星に向かって飛星させています。
廉貞星と化禄もまたまた金運面で大吉の組み合わせですから、ファン・大衆から人気が出て財となって
本人にしっかり返ってくるということが分かります。
そして、この流出禄で化禄が飛んできている兄弟宮は、百恵さんが満12歳頃から10年間の大限命宮に当たっています。
ここから、その時期の大限交友宮であり本官禄宮の宮の太陽星に向かってまたまた、化禄が飛星しています。
命宮から交友宮へ化禄が飛星するのは大変良い傾向です。
実際にこの時期に大スターへの階段をものすごい勢いで駆け登っていましたね。
おまけに、財帛宮には豊かさの星の禄存星が入っていますので、お金にはかなり恵まれることが見て取れます。
このように、百恵さんは交友宮の状態にとても恵まれています。
そのような人は、本人がツイていて運がいいということだけではなく、
実は身近に関わって一緒にいる人の運気までをもあげてしまうという、いわば生きたパワースポットのような存在であるのです。
ちなみにもう一人の大スター松田聖子さんの場合は、満11歳からの１０年間の大限交友宮に禄存星が入っていますので、この時期は生きるパワースポットでとっても良いです。
実際にこの時期にものすごい強運のもと、瞬く間に爆発的に大スターへと駆け上がっていますね。
また、もともとの交友宮からは流出禄で対宮に化禄が飛星していますので、大衆やファンから人気も出て本人に良い形で返ってきます。
彼女の場合はこの交友宮だけではなくて、命盤全体で見て飛星のある技法を使って見ると、徳分のある家系の生まれなので財運に恵まれているというのが分かるんです。
百恵さんのように名の通った大スターに限らず、交友宮の状態が良い人は世の中にまあいらっしゃいます。
交友宮に豊かさの星の禄存星が入っている場合もかなり良いです。
おまけに禄存プラス紫微星と天府星まで入り何らかの形で化禄星が入ると、神レベルで恵まれていますよ！
紫微斗数の盤が簡単に作成できるサイトがあるので、もし自分や身近な人の盤がどうなっているか気になる人はこちらのサイトを見てみて下さいね。
そして、そのような恵まれた交友宮を持っている方と関わると、なぜか自分の仕事の業績がアップしたり、お金まわりが良くなったり、良い人脈との縁ができたり、良い情報が入ってきたりなどなど、どういうわけだが原因不明の幸運に見舞われることが起こります。
本当に不思議なのですが、そうなのです。
私の知っている、あるアーティストでセラピストの方がなかなか素晴らしい交友宮をしています。
そして彼の施術を受けるとその直後になぜか不思議とポンポンポンッ！と鑑定依頼が立て続けに来るので、私はこのごろしっかり定期的に通っております。
ご主人の三浦友和さんが俳優として着実に実績を重ねていいお仕事をなさってこられたのも、ご本人の実力はもちろんのことですが、百恵さんの福の神パワーのせいではないかと私は密かに思っています。
私が子育て占いでお母様からの鑑定依頼で拝見するお子様の中にも、時折恵まれた交友宮持ちのお子さんの盤に出会うことがあります。
その時はもうまず一番にそのことをお母様にお伝えしています。
心配で心配で何も見えなかったお母様の目の前が、パーっと明るくなりますからね～
自分の子供が生きる福の神だと知ったら、それは嬉しいですよね。
多少手こずる気性持ちの子供でも大切にしようと思うではないですか。
福の神と毎日毎日密着せざるをえない生活を送れるなんて、もうお母さんはなんて役得なんでしょう～。
交友宮の良いお子さんは幼い頃はお友達から良く慕われますね。
自然と人気を集めるのでしょうね～。
そして、精神的に大人になる15歳前後辺りになって親からの精神的な影響下から離れて、自分の持って生まれた運命を生き始めると、交友宮本来の恵まれた運の良さが本格的に開いてきます。
この百恵さんのこの盤を見ていると、
「子育て中当時の百恵さんのお母さんに会うことが出来たならなあ」と私は思います。
百恵さんのお母さんは女手一つで貧困状態の中、百恵さん姉妹を育ててきた大変な苦労人です。
幼いお子さんを抱えて貧窮状態で、明日食べるお米の心配をするような日々を送るさなかの人に、
「あなたのお嬢さんは、生きる福の神だから、絶対にいつまでもこのままなんかじゃないですよ、きっとそう遠くない未来に必ず大きな豊かさを運び込んできてくれますよ。」と伝えられたら、どんなにいいだろうなあと思わずにはいられないのです。
