流行性の風邪予防対策に役立つ薬膳素材
受験を控えたお子さんがいるご家庭では、流行性の風邪が猛威をふるう季節になると大事な時に風邪をもらってこないかしら・・・と風邪の予防に神経をつかうことと思います。
こんな寒い季節の流行性の風邪の予防のために我が家ではいつも常備している薬膳の生薬がこちらです。
*金銀花キンギンカ(上)と板藍根バンランコン(下)*
金銀花はお茶にすると緑茶のような色になるお茶で、抗菌作用がとても優れています。
ですので、のどが痛くてゾクゾク寒気がして・・・という時にはもちろん普通にお茶として飲んでも良いのですが、受験シーズンが近づいてきた時や学校で高い熱の出る風邪が流行り始めた時には風邪予防のためのうがい薬代わりにという使い方もできます。
そして、クラスで本当に風邪が流行してお休みの子がポツポツ目立つようになり、そして自分も学校から帰ってきて何だかだるくて調子がおかしいんだけど・・・このままだと高熱が出るんじゃないかな?というそんな時には、苦くてあまり美味しい味ではありませんが、この金銀花と板藍根の2つのブレンドのお茶がとってもおすすめです。
板藍根は抗ウイルス作用が強いという特徴がありますから、高熱が出そうなそんな時に本格的に高熱が出て重症化するのを防ぐのに役立ってくれる心強い生薬です。
我が家でも冬真っただ中の寒くて流行性の風邪が猛威を振るっている時期に、娘が「ノドが痛い」と言って学校から帰って来たことがありました。
軽い風邪であれば温かいお風呂としょうが茶でも良いのですが、でも何だかノドが痛いだけではなさそうで、まだ高熱ではありませんでしたがでも体が熱を持っていてこれは高熱が出そうかも・・という様子でいつもと違うように感じたので、すぐに夜の間に何度かこの金銀花と板藍根ブレンドを飲ませたところ、次の日にはすっかりノドの痛みも引き元気に出かけて行き、その後高熱の風邪に罹ることはありませんでした。
万全の体調で試験本番に臨むためにも家庭に常備しておくと安心な薬膳素材です。
薬膳の生薬や乾燥食材などは私はいつも横浜中華街のこちらのお店で購入しています。
デイリーユースの日常価格で生薬が手に入りますし品ぞろえも豊富です。
金銀花や板藍根のネット通販はしていないようなので横浜にお出かけの際はぜひどうぞ!
舞い上がった気持ちを落ち着かせて実力発揮!に役立つ食材
あがり症で緊張すると頭の中が真っ白になって、試験本番になるといつもの実力を発揮できないといったお子さんを持つお母さまから相談を受けたことがありましたが、一体そんなことの対策に役立つ食材はあるのでしょうか?
実は、こういう舞い上がって地に足がついていない状態の改善に役立つ食材はいくつかあるのです。
あがり症の状態というのは、ちゃんとお腹の丹田などにしっかりおさまっていないといけない気が頭の上の方に登ってしまい舞い上がってしまっている状態のことです。
これをもっと下に降ろしてあげれば、肝が据わった状態になって落ち着くことができます。
そこで、舞い上がった気を降ろすのにお役立ちの素材はこれ、
貝類です。
貝類はいつも地面の下の砂の中でじ~っと静かにして生きています。
下の方でじ~っとしているというのがポイントで、食材としていただけばこの貝類の下の方でじ~っと静かにしているという性質の気を取り入れ、上がった気を下に下げて落ち着かせることができます。
受験がいよいよ近くなった頃に温かいお鍋やお味噌汁の具や酒蒸しなどにして摂るのが良いですね。
また、いよいよ直前でもうすぐ!と前の日の夜も眠れないくらいにドキドキしてしまうのを落ち着けるのに役立つのが蓮の実の中にある芽の部分の「蓮芯・れんしん」です。
蓮芯もこころがドキドキしてヒートアップして落ち着かないのを抑えてくれる働きをします。
温かいお茶にして飲むと良いですが、苦みが強いので緑茶などと一緒にすると飲みやすくなります。
また芯だけではなく蓮の実も心を静める作用を持ちますので、これを蓮の実ご飯にしていただくのもおすすめです。
クセのない味で、炊き込みご飯にすると栗ご飯のようにホクホクしてとても食べやすいですよ。
クックパットなどに蓮の実ご飯のレシピがたくさんありますのでご参考にどうぞ。
お母さんがお家でできる、試験本番での実力発揮のサポートのお役に立ちますように。
蓮の実や蓮芯は都内では新大久保のこちらのお店で手に入ります。
地下に食材売り場があります。
クコやナツメの実などの血を補う食材もたくさんありますし、心を落ち着けるのを助けるバラなどのお花のお茶類も充実しています。
健脳・脳の能力アップに良い食材
受験生のお子さんには、できればより良い学校に合格してもらいたいと願うものですね。
四柱推命の命式では、「この子は何だか記憶力が良くて理解力も高く優秀な脳を持っている子だな」と分かることがありますが、残念ながらごく普通の脳に生まれた場合はテスト勉強の暗記に苦労することと思います。
私の脳も凡人レベルですのでドラえもんの暗記パンがあればな~とよく思ったりしていたものですが、マンガに出て来る暗記パンほどにはいかないまでも、中医学に伝わる脳の能力アップを助ける食材があります。
一体何でしょう???
それはクルミです。
クルミの硬い殻を割ると中身はなんだか脳の形にみえませんか?
だからというか何というか、中医学でクルミは脳を活性化する食材として伝えられてきました。
脳の神経細胞の繋がりを助けるそうなので、だから脳の力がアップするらしいとのことです。
形が脳に似てるからってそれは迷信もいいところなんじゃないの~と思われるのもごもっともなのですが、それが何とまあアメリカのカリフォルニア大学で「クルミには脳の記憶力、集中力を向上させる可能性がある」という研究結果が出ているそうではないですか!!
どうして古代の人は分かったのでしょうか?
やっぱりなかなか侮れません、東洋の伝統医学の智恵。
頭の良くなる食材のクルミ、おやつ替わりにどうぞ。
でも食べ過ぎはお腹が緩くなったり、ニキビが出来やすくなったり、カロリーも高めなので毎日ほどほどの摂取量がおすすめです。
そして夜11時以降の夜更かしは、体の肝の臓器が脳を使って頑張っている時に必要なエネルギー源の血の補給作業ができなくなり、血不足になりやすくなり、物忘れやちょっとしたことが思い出せないで困るといったことになりやすくなりますので、賢い脳作りにはNGです。
早寝早起きの習慣が良いですね。