占いの「いい時期」「悪い時期」、これって一体何が起きるの???

占術よもやま話し

子供の頃から女子バレーを見るのが好きで、先日も楽しみにしていた新体制の中田久美新監督初始動の試合を見ていました。

かつては天才セッターと呼ばれ、今では女性でありながら「闘将」と呼ばれる中田久美さんの命式。

時柱が分からないので、格局が出せず喜神と忌神が分からないのですが、
ちょっと見るだけで、「うわっ!これは戦うために生まれて来た人だな。」という感じの命式です。

年 乙巳
月 甲申(月令:庚)
日 庚申
時 ●●

庚の日主が通っていてものすごく強い!というのもありますが、「庚」は武器や刀、または「戦い」を表す干です。
この強い刀で財の甲に当たる敵をバッサバッサ切り倒しています。
それに、かなりの体育会系ですし、体を使ったことがものすごく得意そうです。
だからあそこまでになったのだろうなと思います。

中田監督「私、曲がったことは絶対に許せないの、大嫌いなの!」とおっしゃっていました。
日主の庚金がとっても強いので、絶対に何があっても曲がらないでしょうね。

それに後輩達にマジ切れして「てめぇら、このやろう!!」と怒鳴りつけたりしていらしたり、現役時代の試合中に、相手チームのまだ経験の浅い選手を思いっきり睨みつけてビビらせたりなどしていらしたところから、時干は庚か辛かなあ~?と勝手に推測していますが、真相はどうなのでしょうね。

でも、日本代表チームは仲良しクラブではありませんから、ちゃんと結果を残さないといけない戦う集団には、必要な方ですね。

そんな中田監督、表面上は怖そうで何かしでかすと怒鳴られそうですが、内面には面倒見の良い優しさもちゃんとあることが伺えます。
指導者の道を進まれた要因の一つかなと思います。
中田監督にとってはきっと代表メンバーのどの選手も、育ってほしいかわいい娘たちなのでしょうね。

昨年と今年は中田監督にとっては「官殺」が巡ってきています。
「官殺」は地位や権力といったものを表します。
ですので、晴れて代表監督に就任されたのでしょうか。

2020年に良い成果が実ることを期待しています。

で、特にメール鑑定の際に「この時期はおおまかな全体運として良い時期ですか? 悪い時期ですか?」と良く聞かれたりします。

四柱推命を知っていらっしゃる方などは、ご自身の喜神運は「良い時期」、忌神運は「悪い時期」、そんな認識だと思います。

確かに、おおまかな良い悪いは、大運や流年の喜神運か忌神運かで判断します。

でもこれだけでは本当に大まかな大ザル過ぎで、忌神運と一口に言っても、「それでは一体どういう種類の悪いことが起こりやすい時期なのか?」は、その人の命式と巡ってくる干によって様々に違います。

要するに、「この時期は悪い要注意の時期ですよ~」というのであれば、具体的にどんな現象が起りやすいのか?を知っておかないと、不十分ということです。

喜神運の「良い時期」に関しても同じです。
「良い」にもどんな良いことが起きやすい時期なのか?は様々ですので、一体何がどう良いのか?、ちゃんと「良い」の種類を特定して知っておかないと、ただ「良い時期」だけではあんまり意味がないんです。

「この時期は悪いです、忌神運です」とだけ言われると、大昔に流行った天中殺占いの天中殺のような感覚で、いい事なんか一つもなくて、何かとんでもない災難や不幸が一気に押し寄せ苦しみの連続で地獄のような運気の時期……と捉えられてしまいがちなのですが、一口に忌神運といっても、財運に注意であったり、または転職就職運に注意の時期であったり、または体調面健康運で注意の時期であったり、または対人面で注意であったりなどなど、悪い時期と言われるものにもバリエーションが豊富です。

ですので、どういうことで悪い現象が起きやすい時期なのかな~?ということをちゃんと知っておく必要があるんです。
忌神運だからといって、この世の不幸が一気に押し寄せてくるわけではないので、その辺りを占いを利用される方は認識して、過剰に恐れたり悲観的になったりしないで頂ければと思います。

確かに凶の現象は起ったけれども、それほど被害は深刻でなく、他にはいいこともあったよ~ということも普通にあります。
いいこともあったけれども、その代わりの代償もあったという複合形の時期もあります。
こういうタイプのものを見抜くのは簡単ではなく、訓練と慣れが結構要ります。

ですので「悪い時期」という言葉だけに捉われないようにして下さいね。

どんな悪い現象が起きやすい時期なのか?を予め知っておけば、備えて対策も立てられますしね。

私の場合は、そういったどういう種類の良い事、悪い事が起りやすい時期なのか?は透派の一般には出回っていない資料で割り出しています。

近い身内が亡くなったり、命に危険が及ぶようなものすごい深刻な病気や災難などは、これは細かい見方があって、ただ単に忌神運だからということで判断するものではないので、「ああ、私は今低迷期だからもうすぐ死ぬんだわ~、仕事も上手く行かないし、彼とも別れるんだわ~、一家離散するんだわ~」なんて間違っても思わないようにしましょうね。

忌神運の時期にパートナーと出会い平凡だけれどもまあまあ幸せという家庭を築いた女性の方がたくさんいらっしゃるという現実もお忘れなきように。

判断が、動物占いのような難易度の低い占いのようにはなかなかいかない四柱推命ですが、その分良い先生について勉強すればするほど見えてくることがあるので面白いです。