東海林秀樹先生と紫微斗数占い談義をした晩のこと

占術講座

先日の夜はいつもお世話になっている日本の東洋占界隈では高名でいらっしゃる東海林秀樹先生と待ち合わせして夕食をご馳走になりました。

駅ビルの和洋中、何でも全部揃っていてズラリとたくさんお店が並んでいるレストラン街で選んだお店は、やっぱりな中華料理店。

二人とも中国占術をやるからでしょうか。


こういう五行の色みたいな小籠包食べたかったんだよね~

先生を独り占めしてゆっくりお話しができる機会なので、ここぞとばかりに先月先生が出版された奇門遁甲の本の事や、先生が始めようかと検討している新規の紫微斗数講座の内容に興味津々の私、色々とお話しを聞かせてもらいました。

それで、衝撃的だったのは紫微斗数の話し。

紫微斗数の中でも崑崙派という流派には表には出回らなかったもっと本質を鋭くえぐるような内容のものがあり、先生はその秘伝書を台湾で入手していて、その内容を台湾の老師から直接教えてもらったことがあるとのことでした。

ちょっとその一例を聞かせてもらって、今までに聞いたことがないその内容に驚いてしまいました。

例えば命宮に紫微星を持っている人の運を上げる相手の人の命宮には●の文字がつく星が入っている相手じゃないとダメ、他のじゃ役に立たないとか、他にも定説のように教えられてきたあの内容やこの内容が実は違っていて「びっくり、そうだったのか!」説の話しもありで。

先生もおっしゃっていましたが、本来のこういった人の運命を見る占術は一般に出回っているものなんかよりももっと厳しく時には残酷なものだと。

中にはこれを勉強して行くうちに「私はそんなに酷い星のもとに生まれたのか!」とショックを受けてもう二度とあんなものに近づきたくない!と紫微斗数自体に拒絶反応が出てしまう人が出かねないようなかなり衝撃的な内容もありで、お話しを聞いているうちにいかに表に出ている紫微斗数は見る人のショックを和らげるために甘いお砂糖でふんわりコーティングした優しい表現にアレンジされた内容が混じったものだったのか!と思えるようになってきました。

まあ、これは紫微斗数に限ったことではなく、四柱推命でも全く同じだと私は思っています。

それと同時に私は例え受け止めるのに勇気がいるようなものであったとしても、勉強して行く上では「これって知っとかなくちゃダメな内容なんじゃない?」とも思えてきました。

また、これは今回初めて紫微斗数を勉強しますの超初心者などではなくて星の象意、性質をちゃんと把握していて星曜派と飛星のある程度の基礎は身についている人ではないと全くついていけない内容だし使いこなすことも無理だなと感じました。

それに先生は「あれは動画や通信ではなくて直接の対面じゃないと教えられない内容で、もしやるならもう基礎の土台は出来ている人の少人数で」とおっしゃっていたので、講座に参加可能な人はかなり限られてくるなとも思えました。

私は幸運にもたまたま東京が地元だったもので参加できてしまい嬉しい限りです。

そしてこのような貴重な資料を持っておられる方は滅多にいないでしょうから又とない絶好の機会。

先生はこれを誰かに教えて伝えて行ってくれる人に受講してもらいたいのだそう。

伝える人がいないと途絶えて消滅してしまいますからね。

教わったとしても鑑定にそのまま使うかどうか?に関してはまだ保留。

お客さんをムダに落ち込ませるだけだったら本末転倒なので、鑑定の際にはどういう場合にどう使うかはちゃんと考えないとならない。

だったら何でそんな怖そうなのをわざわざ習うの?と問われれば、甘いお砂糖がけ状態で本当のことが分からないというのは、抱えている体調不良、病気の原因が何なのか?が良く分からないまま対処療法で「大丈夫、大丈夫よ~、キツかったらまたお薬増やしますからね~」と誤魔化しているのと同じことのような気がしてどうにもスッキリしないからです。

だから要は自分自身の「知りたい欲」のため、それだけなんですよね。

そしていつか私と同じような思いを持つご縁ある方に教えられる日が来るといいですね~。

初めて東海林先生の講座に参加してご縁ができてからもうかれこれ9年近くが経とうとしています。

財界や政界の方など結構地位のある方々などとの広い人脈を持つ他に占い師の生徒さんたちもたくさんいる先生なのに、私のような一受講生にまでも気に掛けてもらって親しい友達同士のような楽しいひと時の機会を作って下さる心の度量の広さ・対人能力の高さ器用さが、これこそが先生の天性の強味だな、だからこそ幅広い人脈に恵まれたり海外の高名な先生ともご縁ができたりしてあちこちからお仕事が来るんだな、、、と。
(これ、実は先生の四柱推命の命式に出ていたりすること)

そんなことを思った夜でした。

実は先生とは占い以外の別の興味関心事方面の話しが合うため(これからの日本や世界の情勢、政治経済についてなど)、以前からたまにそういう話題のために二人でお茶や食事をご一緒したりしていたのでした。

ですのでその日の晩も占い談義と一緒にそちら方面の話題であっという間に時が過ぎました。

でもあーあ、ダイエット中なのについ沢山食べてしまった。
明日からはシメて行きます。

★東海林秀樹先生の紫微斗数最新書籍のご紹介★

「紫微斗数占星術教本 説話社刊」

以前にPHP新書から発刊された本に新たな内容を加筆リニューアルして今年の夏に出版されました。

終盤の方の第六章が今回新たに加筆された部分ですが、ここには先生の台湾での紫微斗数の学習遍歴の詳細が書かれていてとても興味深く読みました。
特に「紫微斗数における不可思議な現象」の部分や先生のお勧めの台湾紫微斗数の書籍のレビューはとても参考になりました。

様々な流派が群雄割拠している台湾の紫微斗数界において、特定の一つの流派しか認めない!のような偏った面がなく、全体をクリアな視点で俯瞰して見ておられる姿勢は長年携わっていらっしゃる研究家として流石だなと感じさせられます。

なんとこの章の中に私が別サイトで運営している台湾の占い専門書籍ネットショップの名前が私の知らない間に掲載されており、初めて本を見て発見した時にはびっくりしてしまいました
(^-^;
(先生、宣伝ありがとうございます(*^^)v )

紫微斗数の一番最初の入口に立とうとしている方におすすめの書籍です。

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