つい先日、台湾の門派の紫微斗数に関する貴重な家伝書を入手しました。
これは普通に市販され流通していて、お金さえ出せば誰でも入手できるというものではなく、非常にごくごく限られたルートに何かのご縁の力で(?)導かれて、所持している方から「こいうのがありますが、どうですか~」とお話しをもらって「それじぁあ譲ってください(もちろん有料で)」とゲットするという方法でしか手に入らないシロモノです。
今回私がゲットしたのは台湾のある非常に高名な五術の先生による講義録ですね。
どういうお導きなのだか、私はその秘伝書にたどり着いてしまいました。
中身をさっそく興味深々で見てみますと、ものすごく難解であったり、見たこともないような複雑な技法が網羅されているというものではなくて、まずは主星と副星の象意と、この星はこの宮に入ると良い象意が出て、この宮だと悪い象意が出る~といった非常に基本的なことでした。
これだけだと、「え~!秘伝書なのにたったそんなレベルなの?! もっとすごい●●が起きる時期の出し方とかないの?」と思われてしまいがちですが、いやいや超基本を侮ってはイケマセン!
紫微斗数は手順の入り組んだ複雑な技法よりもなによりもその前に、紫微系主星と天府系主星と甲級副星といった基本的な星の意味合いが掴めていないとまずお話になりません。
今まで私、何人かの先生や市販されている本などからそれらについて教わりましたが、星の意味合いについてここまで「なるほど~」と思わされた資料は正直ありませんでした。
「●●●や△△が起きる時期の出し方」とかばっかりに走ってしまうと、その人自身の実像は全然読み取れないまんまのスカスカな読み方しかできなくなってしまいます。
だから何をするのでもそうですが、基礎固めはとっても大切ですね。
一つ一つの星の意味合いが深く、今まで教わったことがない象意もありましたが、この資料で説明されている星の象意は、見落としてはいけないその星の本質をズバリ突くもので、一般書籍に書かれていることや昔に教わったあの先生がおっしゃっていたことは、ああなるほどここから派生したものなんだなと理解できたり、実際の人物と照らし合わせてみると「当たってる……!」となったりで、星の意味合いを勉強するだけでもなかなか楽しかったりします。
もし紫微斗数の月イチペースで一回3時間の授業をするとなると、基本の星の意味合いだけで、確実に最初の3回から4回分くらいは費やすことになるでしょう。
しっかりした土台や根幹を身につけてから更に様々な技法を積み上げて肉付けしていくと、土台がスカスカなまんまとは断然違いができるはずです。
この資料のおかげさまで主星、副星の象意の捉え方が今までよりもグンと拡がりそうです。
そして、
・この宮にこの星が入ると良さが出て、この宮だと悪く出る
・この星と組むと良い、悪いこういう性質が出てくる
などなどを踏まえて、それがあってから初めて年運だの結婚運だの仕事運だの財運だのを見て行くことになるという流れですね。
星の入る位置の良し悪しなどは、一般の書籍などではほとんどが「廟旺利陥」といった星の輝度で読んで行くのですが、さすが台湾の門派の秘伝書、一般に出回っていることとは全く私が今まで見たことも聞いたこともないような違うことが書いてあります。
そしてこれまた実際の人物と照らし合わせてみると、「ヤダ~、当たってる!超楽しい~」となるわけです。
それで、この資料では夫妻宮の捉え方、「夫妻宮が良かったらこうでこうで……、悪かったらこうでこうで……、これが結婚運を上げる方法です」なんていう部分が非常に目からウロコでした。
最後の方には、紫微斗数を使った開運法、自分にあった守護石・パワーストーンなんかの情報もあったりして、なかなか占い好き女子が好みそうな内容になっていましたね。
確か、チャートが紫微斗数の盤のレイアウトととても良く似ているインド占星術にも開運法としてパワーストーンを持つ方法が伝えられていますから、この2つの占いは元はやっぱり同じなのかもしれませんね。
そして、色々な命術で見られることの違いにも言及してあり、紫微斗数と四柱推命で見られることの違いも良く分かりました。
私はどっちの占いも好きですし、どっちがすごいとかそいうことではなくて、それぞれに良さがあるなと日々勉強する中でジワジワと感じています。
紫微斗数は本人自身から見た自分の幸福度、対して四柱推命は自分基準ではなく社会一般基準としての幸福度、成功度を見る占い。
そんな違いがあるようです。
現代を生きる私たちにはどっちも必要ですね。
両方勉強していて良かったなあ。
この資料を使って、私の占いの勉強好きな占い好きママさん仲間が集まって、私がリーダーさん&お世話係りとなって月一回ペースで紫微斗数の勉強会を始めることになりました。
もちろん当の私も含め、占い好き少女たちがそのまんま大人になって、本格的な占術にハマりだして……というノリの集まりです。
いよいよ今度の日曜日から第一回目の勉強会が始まります。
今までの星の象意の認識がグンと広がって鋭い読みができるように、女子トークをしながらワイワイ楽しんで勉強して行く予定です。
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追記 2019年10月現在
この記事を書いた当時は紫微斗数の占いは精神面を読むのに向いていて、四柱推命は社会的な運が分かる占いと捉えていたとろこがありましたが、数年経過し勉強を少々重ねてきて思うことは紫微斗数でも社会運に恵まれる・恵まれないなどの抗えない厳然とした運がハッキリ出ていることもあれば、四柱推命でもその人の精神的な傾向がハッキリ表れていることもあるので、考え方は変わりましたね。
2つの異なる命術を使えると便利なこともありますし、どちらもなかなか奥の深い占術で、どちらもやっていて良かったなと思う気持ちには変わりありません。