キャバ嬢とパパ活が好きな経営者の四柱推命の命式

結婚運の占い

今からずいぶん前に少しの間だけ、個人で開業している獣医さんの職場で事務の仕事をしていたことがあります。

普通の診療や手術などはせず通販や講座など診療以外のビジネスが業務の中心の少し変わった動物病院でした。

院長先生はいつも出張が多く事務所を空けることが多かったのでそのような時、私は数少ない他の先輩スタッフさんと特に色々とおしゃべりをしながら仕事をして過ごしていました。

そしてそのような時は必ず院長先生の話題になり先輩スタッフさんからびっくりするような話しをたくさん聞かせてもらっていました。

例えばこんなこと。

遠方のいつも行く出張先には必ず通うお気に入りのキャバクラがあって、毎月の経費の支払いにも困ることが度々あるくせにキャバ嬢に高価なプレゼントをしている。

そこの若いキャバ嬢に「必ず年を取るんだからいつまでもこんな仕事していられないだろう」と弱い所を突いて自分の事務所の従業員にスカウトし、自分の秘書として地方の出張先へも連れて行き自分の傍で働かせていた。

都内ではパパ活をしていてお気に入りの女の子にWebに強い子がいて、その女の子に業務を委託している。

院長先生は当時でも中年のいい歳をしたおじさんで奥さん子供のいるちゃんとした家庭のある方でした。

そしてある日、院長先生から掛かってきた出張先の電話で用事をいいつけられた為につけっぱなしになっていた院長先生のデスクの上のパソコンのキーボードをたたいた途端、画面にはとんでもないものが映し出されたのです。

それはインターネットのブラウザでいくつなのか数えきれないほど夥しい数のタブで開かれているアダルト動画サイトでした。

あんなものを職場で閲覧してしかもあんなにたくさんの数の仕事に相応しくないタブを開きっぱなしにしたまんまというは職場の常識、マナーとしてありえませんから頭が足りない人なのかな?と思ったほどです。

驚いた私は早速同僚の先輩スタッフ(女性)に話したところ、

「ああ、あれいつもの事だよ~。」と呆れながらも涼しく言うではないですか。

いつものことなのですね・・・。

何だか普通の獣医さんぽくないし、先輩スタッフさんから過去の話しを聞かせてもらう限り事業内容もますます怪しいな~という思いが募るばかりで、これは本人に出生時刻を教えてもらってどんな人物か調査を(四柱推命などの命占)しないといけないなと思ったわけです。

院長先生は自分が煽てられて褒めまくればたちまたのうちに上機嫌になるタイプの方でしたので、「こんな素晴らしい治療をしている先生は業界でも他にいませんよ~、すごいですね~、きっと運が強いんでしょうね。」
などと煽てれば出生時刻を聞き出すのはとても簡単でした。

命式はこちら

四柱推命で夫妻宮に当たる場所の日支には丑土があり、丑土の蔵干には辛金の「財」(男性にとっては女性)がありますからまあ時期がくれば結婚できる命式の人です。

しかし、まあ、それ以外の地支は全て金の五行で全部「財」(男性にとっては女性)。
遠方の出張先でも女、家の近くでも女、どこでも女という有様です。

ごく簡単で単純な見方では地支に財が多い人はムッツリ系のスケベですが、もう少しこの地支のエネルギーの流れを見て見ますと、、、

女性だらけの地支でしかもこれらを自分の柱の丑土に入墓させて自分の所にひっぱり込もうとしている図式が浮かびあがって来るではないですか!

これがこの地支の強い特徴。

どうりで会いに行きたがるだけでなく、キャバ嬢を自分の秘書にしたり、パパ活女子まで自分の仕事に関わらせたりするわけです。
そういえば事務所も全員女性の従業員ばかりだったな。

で、この財の酉金は八卦で言えば兌宮に当たり、兌宮には若い女性という象意があります。
なので若い女性が大好きなのでしょう。
(申金は坤宮でこれは年配のおばさん。おばさんも好きなようです。)

ただ、この命式の場合日柱から見ると申酉は空亡しているので、財の空亡では奥さんを含めた女性たちには本気の心はないということになります。

また命式のある場所も空亡しているのでそのせいで結婚生活が形式上だけという様子も見て取れます。

この方の奥さんは毎日事務所に出社していて事務仕事をまとめる役割の仕事をしており院長先生を日々支えていらっしゃいました。

こちらの命式を見る限りでは離婚に至ることもなくこんな状態が続く中で添いとげるのでしょう。

お子さんたちの良いお母さんで知的で品があって優しくそしてとても仕事のできる良妻賢母を絵に描いたような奥さんでしたが、ダンナは裏でさんざんこんなことをしているのを知っててそれでも何事も無いかのように不満を表にも出さずずっとずっと支え続けて行くのかな?と何だか切なくなってしまいました。

この命式は食傷が財を生んで、その財が自分のフトコロ(丑土)に入って来るという自営業者、経営者タイプの命式です。

天干では壬の正官と干合して事業の財も自分のフトコロに入ってきます。

己の食神(自分の専門技術)が官(病気・災い)を剋して治療家として見ることもできるし殺を弱めるのは良いのですが、本人である日主と正官が干合で結びついてせっかく官の権威性があるのに、それを己土が官の権威を汚してしまっています。

己土濁壬(きどだくじん)という干関係ですね。

汚した己土は食傷でこれは自分の思考や思想や知恵で、自分の良くない考えや浅知恵でせっかくの権威を汚してしまっていると見えます。

だから何だか怪しいビジネスモデルばかりをやりたがるのか。
財が自分のフトコロに入って来るという一見羨ましい命式ではありますが、ただそこまで大きな財ではないお金がチャリンチャリンという様子だと思います。

今は財が剋されている大運なので、私がいた時よりも経営が厳しい状況かもしれません。
また、次の大運では出費がかさむ大運ですから厳しい状況は当面続きそうです。

そんなこんなで私はこの職場を短い期間ですぐに去りました。
色々と不信感も募ったのと同時に、生理的に無理になってしまったもので・・・。