ご先祖様の思いを引き継ぐ運命の命式・四柱推命の命式実例

仕事運の占い

先月書いた食傷と七殺についての記事で例に出した命式についての続きです。

こちらの命式

この命式を見て私は次の二つの特徴がとても気になりました。

1.この命式の持ち主が今やっている仕事や活動はお祖母さんから強く影響を受けているのではないか?

2.お祖母ちゃんでなかったらご先祖様で今の活動に強く影響をしている人がいたのではないかな?

3.それらのことは日主と年干の食傷を見て思ったことなので、食傷=医療・治病に関わるような方がご先祖のどなたかにいたのではないか?

これは、私がいつもお世話になっている中医薬膳講座の萌木のり子先生の命式ですから、先生のお祖母ちゃんかご先祖様に薬膳などに関連するようなことをしていた人がいたのではないかな?と思ったのでした。

なぜお祖母ちゃんか?と言うと、食傷には「目上の女性=祖母」という意味もあるからです。

また、日本の流派の四柱推命では存在しない見方なのですが(知っている人だけが知ってる見方~)、この命式は日主が丁で食傷が己、時支に午で、丁と己は同一のものとして見ることができるのです。

だからのり子先生はお祖母ちゃんからすごく強い影響を受けているか何かなのかな?と思ったわけです。

また、日主は食傷と同一となっている命式で、その食傷は祖父母やご先祖を表すポジションの年柱にいる、特にこの命式の天干に出ている己土の食傷はすぐ隣にある癸水の殺を土剋水で剋してます。

殺は災いや病気で、それ剋してやっつける働きをしている己土は治療、医療などの性質が強いなと思ったわけです。

それで、影響を与えているお祖母ちゃんかご先祖様はもしかして医療に関わっていた人かな?ということ。

とてもとても気になって仕方がなかったので、のり子先生に直接尋ねて見るとその返答が・・・

返答その1
お祖母ちゃんは薬膳や自然療法をやっていたかどうかは分からないけれども、自分とものすごく良く似ていて周りの人たちの世話を焼いていた人だった。
お節介?でおしゃべりなところもそっくりだったそう。

確かに、、、
のり子先生は世話焼きが昂じて周囲の他人の健康の為に今の活動を始めたようなものだもんな~

返答その2
お祖父ちゃんは若い頃名前だけ養子に行った人だったのだけど、その養子に行った家は水戸藩の藩医という家柄だったとのこと。
その昔、水戸藩は漢方医学がとても盛んな土地だったそう。

というわけで、やっぱり命式にお祖母ちゃんといいますかご先祖様の影響が表れている命式だったということが分かりました。

江戸時代には今の西洋医学は無く、東洋医学・漢方医の時代だったもんな。

ちなみに、のり子先生のママ友さんの中にその人の後ろの守護霊さんとお話しができるという方がいらしたそうで、その方がのり子先生の後ろの方を見て、
「養子に行ったお祖父さんがのり子先生の今の多くの人たちに中医薬膳を伝える活動をしている姿をとても喜んでいらっしゃる」
と言っていたそうです。

私には後ろの方の姿や声はまるで分かりませんが、私もきっととても喜んでいらっしゃることと思います。

七殺の凶意を剋して抑えてくれる食傷が喜神で用神の命式、その食傷を生かす生き方、しかもその食傷は先祖の想いを引き継ぐ東洋医学の知恵で、それを生かす生き方で今のこの時代に活躍している姿をきっと喜んで下さっているでしょう。

こんなたったの八文字しか情報がない命式の中に色々なことが表れたりする、自分以外の先祖のことまで出てしまったりもする。
何でこんなものがあるんだろう、すごく不思議。
だから私はとても難しい占術だけれども四柱推命が好きなんだなと思います。