「どうして占い・四柱推命の勉強を始めたのですか?」と聞かれたので書いてみます

仕事運の占い

「どうして四柱推命などの占いの勉強を始めたのですか?」とたまに鑑定のお客様に聞かれます。
私の場合は、
「知りたくもない逃れられないイヤな未来や運命が分かることも当然あるだろうから、この占いが私の運命を救ってくれる」
と思ったことは今まで只の一度もありませんが、自分や家族や身近な人の運勢の様子が自分で見られるようになったら単純にすごく面白いだろうな、という全くの好奇心から来る遊びの要因、道楽から来ています。

あと、その時挑戦してみたかった自営業のお店があり、資金をつぎ込んで失敗しては本当に困るので、だから成功するかどうか?が単純に知りたかった。
これが本当の入口のきっかけ。

このことがなかったら占いの勉強も、占い師になることもなかったかも。
でも運命のせいで占い師の方向へと引っ張られてしまった。
そういうわけです。

未来を見通すルッキンググラスがあったら面白いでしょう?

こういう道楽や遊びに好奇心というのは私の命式の中で強い食傷の象意です。
(これだけではなく偏印の影響もあります。)

紫微斗数の命宮も紫微貪狼で欲しいものは何としてでも手に入れる欲張りさんなので、私の好奇心の欲望は「まだ、まだー!」とこれからもずーっと尽きることがありません。

私と同じような要因で運命を見る占いを始めようとする方は鑑定に見えるお客様の中では数は少ないですが、お客様の中でたまに見かけることがあります。

また私の場合は食傷の配置が特別なタイプの格局での自営業をやる人タイプの運の人の並びになっています。
だから特に金運が良いわけでもなく、たまたま一時の良い運気の期間に恵まれたからこれまでの間自営業でやってこれたのでしょう。

今の仕事を始める少し前の頃は「これでいいのか?」とすごく迷って勤めの仕事を手放す決心がなかなかつかなかった時期がありました。
それなのにちょうどそのさ中に紫微斗数の大限で大きく運勢の波が動く時を迎えた時に自然にそっちに向かうことになってしまいました。

次に紹介する方は、まさに私と同じ食傷の配置の特別な格局の命式をお持ちの方で、鑑定前から「何か自分でやっている人なんだろうな?何をしている方なんだろう~」とお会いするのが楽しみな気持ちになっていたお客様で、先日の対面鑑定の翌日に頂いたメッセージです。

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こんにちは。
昨日は対面鑑定ありがとうございました。
今回引っ越しや仕事のことでお話を伺いましたが
実は推命と紫微斗数で自分の本質を垣間見れたことがとても有益で、そのお話をもっと伺いたいと思いました。

やっぱりそうなのね、それでいいんだと思えることが多かったです。

同時に痛烈に失敗だったと思ったのは、7,8年前に駆け出しの知人の四柱推命の鑑定を受けたことです。
結構当たっていて楽しく話を聞きましたが、私が昨日教えていただいたような情報は何一つなく(流派にもよるのでしょう)、自分の運命の特殊さについて何一つ言及されなかったので、行動につながるものがなかった。
何年も無駄にしました。

誰にみてもらうかって大事なんですね。

先生は命盤、命式から、ここがこうだからこうですよと解説してくださりひとつひとつ納得がいきました。
お話もとてもわかりやすかったです。

背中を押してくださるご鑑定をありがとうございました。

またよろしくお願いいたします。
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「お話しもとてもわかりやすかったです」というのは、ご本人にもともと学問的な占いの素養があったからかなとも思います。

「お勤めの仕事が嫌だとか人間関係が煩わしいとかそういうことでなくてもどこか心の中でいつもお勤めではなくて何か自分で出来ることで仕事を起こしたいと思っていたりしませんでしたか?」と尋ねたらやはりその通りだそうで、これまでもアロマセラピーのサロンや講座をご自身で運営されていたことがあったそうです。

食傷が強すぎ命式で悪い働きをしてこれを抑えたり弱めたりするものがなければ、夢見る夢子さんで夢と理想ばかり膨らんで肝心の行動が伴わなかったり、好奇心や趣味的なことや自由を求める気持ちが変な方向へ行ってしまい世の中からズレた変わり者で周りから浮いてしまっていて世の中のニーズと合わず好きなことで開業しても実利も伴わないといったことになります。

ですがもともと食傷はお金の財を生み出す原神なので、食傷のエネルギーが上手く働けばただの夢見がちな変わって浮いている自由人ではなくて専門技術や専門知識を活かす方面に働いたり商売経営の方に働くことになります。

食傷が命式で働いて影響を及ぼしている場合は、こういうのを見極めることが大切になります。

またこの方は前々から西洋占星術を趣味で学ばれていたそうで、こちらを活かしてまた自営業で活動していきたいとのこと。

ちょうど紫微斗数で見ますと大限が殺破狼の運に差し掛かって運命が大きく変動する転換期にあたっており、今後数年後に来る自営業で活躍するのに良い時期に向けて今はしっかり力を積み上げて準備しておくのにぴったりな時期でした。

このようなアドバイスができる時期にご縁が出来て良かったです。

また、その時に自分に必要なメッセージを送ってくれる人や、自分の身を助ける勉強の知恵・知識を授けてくれる人との出会いはまさに「運」です。

私は努力や行動だけではどうにもならない「運」に助けられてなんとか今の仕事を続けて来ることが出来ました。

運が向いていない時にはどんなに自分で努力して行動して頑張ってみてもなかなか「これだ!」という人との出会いはなかなかやって来なかったことを自分のことを振り返ってみても良く分かります。

今回のお客様の場合はちょうど今年は印星が巡りお学問的な占いの勉強に適している年に当たっていましたので、きっと良い先生に出会えることと思います。

将来的には人に教えたりする活動にも進まれることでしょうからとても楽しみです。

この頃「占い師になりたいですが向いていますか?」というご相談を受けることが以前よりも増えました。

私がやってるようなお勉強系の占いに適性があっても良い運気の応援が来ていない時期にある方もいらしたりします。

また、その時の本人の希望と違っているかもしれませんが、
「難しい勉強はせずともお金をたくさん稼ぎたいです、稼げそうだから占い師になりたいと思いました。お金が目当てです。」
と命式に書いてある場合があります。

私はそれはそれで否定しません。

一口に占い師といっても色々なタイプがあり、世の中には話しを上手く聞いてもらうことによって安心を手に入れたいという心理セラピー的な需要も多くありそれはそれで上手く気持ちを汲み取りアドバイスして伝える高い能力がないとできない必要とされている立派なお仕事ですし、やり方によって大きく稼げるチャンスとなるからです。

また夢ばかりが大きく膨らんで、実際の仕事ビジネスの方面に結び付かず現実離れしてオタクなだけの人になったり、または「起業ごっこ、占いアドバイザーごっこ」で終わってしまいそうな感じのタイプという方もいたりします。

また勉強する気やお勉強的に占いにとても興味関心は強いけれども残念かな勉強を根気強く投げ出さないで続ける気力や、理解力が足りない・・・なんて命式に書いてあるタイプの方もいらっしゃったりします。

本当に占い師といっても一口に言っていろんなタイプがあり、いずれのタイプもニーズがあれば生業として成り立ちますから、私の場合はそういったご質問が来た時にはその方に合った方向での占い師業のスタイルをアドバイスしています。