スターになる運命の人、長与千種さんの四柱推命の命式

有名人・著名人の占例

つい先日たまたま開いたX(旧Twitter)の画面で長与千種さん自らがご自身の出生時刻を公表されているとても貴重な投稿を目にしました。

1964年12月8日 午後7時20分 長崎県生まれ

これまで数々のスター選手を輩出してきた女子プロレス界において、誰か一人だけレジェンドスターを挙げろと言われればやはりこの方でしょうね。

それくらいに長与千種さんと言えば女子プロレス界においてのアントニオ猪木と言って良いほどのカリスマ的存在の方で、1980年代の空前絶後の女子プロレス黄金期の立役者となった往年の大スター選手です。

以前からこの千種さんの出生時刻が知りたくてたまらなかった私にとって年末のスペシャルプレゼントを頂いてしまったような気持ちになってとても嬉しくなり、早速命式を出して見ました。

年 甲辰 
月 
日 
時 戊戌

これですね、日主の辛金と月干の丙火が干合していて子月生まれなので変化干合するのでこんな命式になりますね。

変化干合後の命式
年 甲辰
月 
日 
時 戊戌

水が一番多くて強い命式となり戊の官殺には辰土の根があり強さがあるので格局は外格ではなくて内格の身強、
良い五行は木・火・土
悪い五行は水と金

となるかと思います。

で、私の場合は良い五行と悪い五行が分かった所で変化干合させる前の元の命式で特徴を読み取る方式で行きます。

変化干合前の命式
年 甲辰 

月 丙子
日 辛卯
時 戊戌

冬生まれの辛金にとっては適度な温かさが必要で、この命式には日主を温める正官の丙火があり調候の役割りを果たして、これがこの命式の大切な用神と見れます。

同じ火の五行であっても陰の小さいしかも七殺の火の丁火よりもこの丙火の方が断然社会運が上がります。

冷えて凍りつき輝きを失っている辛金が太陽の陽射しで温められて光輝くという良い干の組み合わせですね。

しかもこのようにとても良い調候の用神が命式にあれば良い引きを受けられたり精神的にも良い状態で過ごせるなどの他に何よりも人気運に恵まれるようになります。

地支を見れば子辰があって水気が強いですし焼き焦がしたり溶かしてしまうというほどの強すぎる炎ではないので温かさの必要な辛金にとってこの丙火の存在はとても有難く良いものです。

またこの丙火の隣には甲木があり、干の関係においては丙火と甲木の組合せは樹木に太陽の陽ざしが降り注いで木に美しいきれいな花が咲き良い意味でとても目立ち多くの人々の注目を惹きつけるという吉祥をもたらす組み合わせとなります。

千種さんの年柱の甲木はしっかりした根があり、お水の養分もたっぷりあってとても元気の良い木です。
この甲は財で卯の刃を持っていますから、財の性質のファンやお客さんの心を掴んで喜ばせるということに突出した能力を持っているように見えます。
この木に太陽の陽射しが降り注げば美しい華を咲かせることでしょう。

なのでこの命式の人持ち主は人気があり良い意味で世間の人たちからの注目を浴びる華のあるスター選手となるでしょうということになります。

もしこの命式の丙火が壬水だったら、ここまで人気の出たスター選手にはなっておらず全く違うキャラの人物となっていたと思います。

そんな大切な役割をしている丙火は本人(日主)の辛と干合してくっついています。
丙火の干自体に天上で輝くスター性や派手で華やかといった要素を持っています。

日主(本人)と干合するということは本人がこのような丙火の要素を持つということになります。

ですから見た瞬間にこれはスターになる運命の人だなと分かってしまう命式なのでした。

おまけに言うと丙火は色では赤、燃えるような赤です。

千種さんは今でもそのようですが赤い色を自身の色として、いつも赤い衣装を纏っていましたから命式の通りの状態が起こってましたね。

それで、癸水が来てこの用神の丙火が消されてしまうと運勢的に良くないのですが、そこはやはり強運といいますか、癸水が降って来ても時干には戊土があり癸水を干合して丙火を消してしまうのを抑え癸水の悪さの影響を受けにくい所がありますからこれもやはり強運の持ち主と言えるでしょう。

大運を見るとちょうど数えの17歳になる年から戌の大運に入り辰の墓が開き、運命の転機を迎える時期となります。

その一つ前の甲の12歳からの大運は偏財の甲木が茂り過ぎて丙の太陽の光が届きにくくなる運で、この時期にはお父さんに億を超える借金が出来てしまい一家離散というとても過酷な運の時期でした。

この戌の大運が始まる頃には田舎の名もなき少女だった千種さんの全日本女子プロレス入りが現実化して行き、最初の数年間は苦労があったものの途中で挫折することなく女子プロ界の過酷な環境で耐え抜き瞬く間に時代のヒロインとなって行きました。

生まれた時間が分かったので同じような時期を紫微斗数でも見たら、この時期の大限命宮の紫微星と破軍星がいる宮には六吉星が集中して影響を与え、また三方四正は三奇加会という具合でものすごいことになっていて驚愕しました。

他にも身体的能力や実力に恵まれた強い選手はたくさんいた中でここまで突出した存在になれた理由が良く分かった貴重な事例でした。

入門の際のオーディションで落とさずに千種さんの可能性を見抜いた全女の松永社長の慧眼もあったかと思います。

まあ、やはりこのようにレジェンドスターの運命は生まれながらにして一般人のものとは違うものなのですね。

見えて来ることはまだまだある命式ではありますが、今回は長与千種さんがレジェンドスターな理由に焦点を絞りこの辺で。

記事の見出しの写真は私が所持しているノンフィクション作家柳沢健による2011年に発刊された著書。
大事にきれいにとっておきたい本だったのに、当時小3だった息子の愛読書となり帯もなくされボロボロにされてしまいました(^-^;