今年の事と、そしてその先の少し未来の事について

占術よもやま話し

明けましておめでとうございます。
2020年の庚子年が始まりました。

昨年は台湾に行くことが契機となり、偶然か必然かいくつかの良いご縁ができました。

日本で伝わっている紫微斗数の枠から飛び出すきっかけができる年となりました。

新年の年明けですからみなさん
「今年はいい年になるといいな~」
と思っていらっしゃることでしょう。

来年以降がちょうど仕事運や金運が上がったり何か慶び事が起こる開運期に入る人もいれば、当然そうでない人もいます。

人の運命はその人それぞれだからですね。

そして私の場合四柱推命の大運を辿れば、喜神の印綬の大運が終わり今年、来年、その次と5年間ほど運勢が冷え込む忌財運の停滞期に入ります。

場合によってはこれから2~3年後にはどういう流れでそうなるか?はわかりませんが、今の鑑定の仕事を小休止することが来るかもしれません。

でも、あまり心配したり悲観したりしていないのです。

ここのところ、時折考えることがありました。
自分の将来の目標とそれを実現するために今何をしていくべきなのかを。

数年間今の鑑定の仕事をしてきて今あらためて思うことは、私は「なんでも親身になって相談にのるやさしい占い師さん」というよりは書籍を書いたりなどして運命学を広く伝える側の立場へ行きたいということです。

この忌神運を抜ければ再びこれまでを凌ぐ開運期がやって来ることが分かっています。

四柱推命でも紫微斗数でもどちらでもそうなので、これはほぼ間違いのないことだと確信しています。

やがて来るこの時期に照準を合わせて、最善の状態で自分の理想を叶えたい、そのために毎日の中で少し集中できる時間が欲しいのですが、現状ではなかなかこれが難しい。

お陰様でお客様に恵まれて仕事のために割く時間の割合がとても多く、かといって睡眠時間を削ると体調がテキメンに悪くなるし、家事にシワ寄せが行き家族への食事作りが疎かになるのも好きではありません。

ですからやはり仕事のウェイトを減らすことが最善なのかなと思うわけです。

このような事情から、ご遠方から依頼を下さる方には大変心苦しい限りですが、今年からは「子育て占い鑑定」のメール鑑定とお手紙鑑定を終了し、対面鑑定と電話鑑定へ変更することといたしました。

ご家族数名分を文章にまとめ上げるのはかなりの時間と労力が掛かりますため、何卒ご理解頂ければ度思います。

紫微斗数ではもうあと3年後に今の大限が切り替わり、やはりこちらも開運期に入ります。

大限遷移宮にはある2つの主星が入り、この主星の組み合わせが来ますと「遠い土地への移動」という象意となります。

この大限が始まる頃がちょうど我が家の末娘が高校を卒業する時期と重なっているのが面白い所で、末娘は高校卒業後は兄の後を追って日本ではなく台湾の大学へ進学するという希望を今から持っています。

子供たちがみな巣立てば私は日本と台湾を行ったり来たり、或いは台湾で暮らすということもできるかも、占いの仕事以外にも日本と台湾や中華圏の文化の懸け橋になれるような貿易の仕事などもしてみたい、そんなことを考えたりしています。

何だか本当にそうなる未来が来るのかも、そのために今のような占い師業の活動休止も来るのかもしれないなと、この頃そんな予感が高まっています。

鑑定の時に会うお客様の中で開運する時期を伝えれば
「まだそんなに先なのか、3年間も5年間も長すぎる、今すぐになんとかならないのか」
と言い、何を言ってもマイナス思考でしか捉えていただけないといった方もたまにいらっしゃいますが、そもそも運勢を見る占いは願望を即時に叶える魔法とは違います。

また現状と大きく離れた何か大きな希望が叶うのに、そんなに短い期間で何とかなるものではありませんし、何か開運法などで対処したところで一時しのぎにしかなりません。

それほどに運勢で巡って来る五行の力は強いからなのです。

停滞期はじっくり今までの事を固めて自分を育てる時期に充てることが上手く切り抜けるコツです。

こういうふうに自分がどう切り抜けて行くか?進む道筋を知り予測を立てるのが運命学での占いです。

私にとっては5年はものすごく短いです。
もうあとほんの僅かの5年ほどしかありません。

5年で到達できるかどうかの高い山を登って行かなければなりません。

一日一日の時間を与えてもらえる事がとても有難く大切に感じます。

昨年の年末、一番最後に鑑定を受けられたお客様からご感想のメッセージを頂きました。

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昨日は、鑑定していただきありがとうございました。

私は生きづらい命式じゃないかと、ずっと悩んでいました…

他の方の四柱推命鑑定を受けてもなぜか腑に落ちず、四柱推命ではない占いを探していた頃に綾野先生のHPに出会いました。

紫微斗数はとても複雑で、初めての私にはすごく難しかったのですが…綾野先生の説明がおもしろくて、楽しく鑑定を受けることができました。

特に仕事面では、今まで悩んでいた理由が明確になり、肩の荷が下りた気分で私にとって、進むべき方向が分かったことはとても大きなことでした!
本当にありがとうございました。

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今のお仕事が合っていないのではないか?
自分にはどういう方向が向いているんだう?というご相談でした。

紫微斗数の説明が面白かったとのこと、良かったです。

私と同じく殺破狼格の持ち主なので、誰でもできるような単純作業が延々と続く軽作業では物足りなくなるのも当然だし、しかもこの方は良い桃花星を命宮に持っておられて人気運に恵まれやすいといった恵まれた運を持っていらっしゃるので、それを活かすような方面に進まれたら良いですよということをお伝えしました。

四柱推命で腑に落ちず四柱推命ではない占いを探していたとのことですが、たった八つの文字から運勢の情報を拾って読み解く四柱推命はものすごく奥深く難易度が高いので以前に受けられた鑑定が残念ながら・・・ということで、決して紫微斗数の方が四柱推命よりも優れている占いである!ということではありませんからね。

四柱推命でみれば私と同じくこれから5年後にお仕事で開運期を迎えますね。
あと5年もすれば今とは全然違うフィールドで活躍しているかもしれない、少なくとも今とは全然違う仕事をしてるでしょうね。

そのことをお伝えすると喜んで
「これからの5年間は自分を育てることに充てて行きます」
とおっしゃってお帰りになりました。

この現状はいつまでも続かない、いつかそのうち今とは全然違うフィールドで活躍しているかもしれない。
これが分かるだけでもとても大きな収穫となりますね。

鑑定では私はこのような方のお役に立ちたいと思っています。