春の台湾滞在記-第2日目 鉄道&暴走バスで行く九份の茶藝館でまったりお茶タイム

前回の台湾滞在記第1日目の続きです。

■台湾滞在記 第2日目

さて、滞在2日目も朝から晩までスケジュールはぎっちり。
早くから起きて朝ごはんのためふらりと入ったホテルすぐ近くの裏通りにあった小さな飲食店はこんなお店。

内装よりも味で勝負!のお店です。

あの~、今のキレイでとても清潔で衛生的な日本の環境に心底慣れ切った感覚で言うとハッキリ言って戦後間もない頃のバラックのような佇まいのお店ですが、このくらいのことで怯んで弱気になってはいけません。

ここは疲れた胃腸に優しいお粥や麺類に女性に嬉しい中医薬膳素材のスープやデザートの宝庫で、日本では考えられないくらいにお安い価格でお食事ができます。


壁に貼られたナツメのスープの案内。1杯たっぷり入ってたった25元(100円でお釣りが来ます。)
「補気養血」で気血を補い「保護眼晴」で目を労わる妙齢の女性に嬉しい成分がたっぷり♫
「夜は11時には寝ろ」とも書いてあります。中医学の薬膳の基本ですね。

台湾の飲食店ではこのような注文伝票に自分で注文するメニューに数量を記入して店員さんに渡してオーダーします。


注文伝票。一枚おみやげに持って帰ってきました(^^♪

前夜は魯肉飯でちょっと油でこってり気味だったので今朝はサラッと行きたいところです。
ピータン好きの私はピータン粥と花枝丸湯(花枝丸とはぷりぷりのイカのすり身のおだんご。湯はスープ)をオーダー。
これで一人日本円にして400円くらいだからお安いですよね~。


出されたお料理。けっこう量もたっぷり目でした。
「吃飽了、謝謝 おなかいっぱい、ありがとう」とお店の人にごちそうさまのご挨拶。

今回私達が台湾の屋台や食堂で食べた料理はおかゆもスープも揚げ物も全体的に味があっさり薄めで、でもほんのり味はついていて全然物足りなさは感じない、そんな優しい味付けでいかに日頃塩分の濃い味付けのものを食べていたかの再認識になりましたし、お粥も日頃の食べ過ぎで疲れた胃腸にはとっても優しく毎朝でもここで食べたくなってしまいました。

腹ごしらえが終われば、午前中は台湾国宝の翡翠の天然石の白菜がある故宮博物院に行きそして昼からは九份に向かうのでサッサと行動します。

翠玉白菜 - Wikipedia

MRTの士林駅から地元の路線バスで故宮博物院に向かったのですが、その日は運悪く台湾の大型連休の2日目で館内はものすごい人で溢れ返っていて、また折しもお目当ての白菜は台中という別の都市で開催中の世界花博に出張中で見ることはできないという状況でしたので「見学はまた今度来た時のお楽しみにね♪」ということで(いつまた来るんだ?)、入場料金のいらないミュージアムショップで白菜グッズのお土産のお買い物のみして次の目的地に向かいます。

さて九份に向かう方法は、
1.台北市内からタクシーで直行
2.台北駅からバスで直行
3.台北駅から台湾鐵道(台鐵)で瑞芳という駅まで向かいそこから路線バスで15分ほど
という3つのルートがあります。

娘が乗り物酔いしやすいということもありましたし、私が実はちょっと鉄オタの傾向があり電車好きなので台湾に行ったらちょっとでいいので鉄道の旅がしてみたかったという理由から今回は3番の台鐵の瑞芳駅でバスに乗り換えのルートを取りました。

台北駅を離れるにつれて車窓はだんだんと「一体築年数は何十年なんだろう?」というような古めかしい集合住宅の建物ばかりになって行き、なんだかタイムトリップをした気分になって行きます。
そして電車に揺られること4・50分くらいで九份の最寄り駅の瑞芳駅に到着しました。

台北駅から瑞芳駅このくらいの時間で到着するのでさながら新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本駅に到着といったところでしょうか。


台湾の箱根湯本駅、瑞芳駅に(勝手に命名)に到着。
ここまでMRTの悠遊カードが使えるので鉄道料金もお得です。


駅前はこんな感じ~ 観光客多し。
帰る時の駅前広場では歌謡ショーをやっていて雰囲気は
夏休みの夜の夏祭りな感じ。


バス乗り場に向かう道。
建物がみんな古くて古いもの好きには堪らない~(≧▽≦)

そしてバス乗り場から行き先に「九份」の表示があるバスにぎゅうぎゅうと乗り込むと、聞いていた通りにやっぱり荒っぽい運転でガンガン飛ばしたかと思うと遠慮なくブレーキをかけるので車内は揺れっ放し。
私達は立って乗っていたのでお手柔らかに願いたいところなのですが・・・

やがて道は急こう配の山道のクネクネ道に入り、バスの暴走っぷりは加速してまるでジェットコースターの絶叫アトラクションに乗っているかのような前後左右にグルグルと激しく揺られっぷりのスリリングな時間が10分は続いたでしょうか。

日本でも日光いろは坂などこういう峠のクネクネ道はありますが、それでもこんな運転にまず出会うことはないでしょう。

今まで経験したことのないあまりの揺れすぎに激しく揺さぶられてもうキャーキャーしながら驚いている私達は座席に座っている台湾人の方にも笑われてしまう始末・・・

でも九份へは必ずこの道を現地の運転手が運転する何らかの車両で通らなければ辿り着くことはできません・・・
しかもこの道、片側は崖なんだよな~

気分はもう絶叫アトラクションのアドベンチャー体験ですが、なんとかふんばり耐え続け、とうとう目的地の九份に到着します。

ここ九份はもともとは金鉱として栄えた基隆港のある海の近くの山の町でしたが、やがて採掘量が減り閉山し忘れら去られたような単なる田舎町の一つといった存在になっていましたが、台湾映画「悲情城市」の舞台となり近年では「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルの地として一躍脚光を浴びて日本から多くの観光客が押し寄せるたくさんのお土産屋さんや茶藝館が並ぶ観光名所となっています。


九份の階段を目的地の茶藝館へ向かって進む私と娘。
道が交差していて分かりにくくちょっと迷子に・・・

私たちは目的地の「九份茶坊」の茶藝館へ向かって、観光客でごった返しているどこまでも続く石段の階段を上って行きます。

今回の旅の目的の一つには「日常の些末事を忘れて日本ではなかなか味わえない香り良く美味しい中国茶をレトロチックな空間でゆっくり飲みながらまったりし夢の贅沢タイムを過ごす」という日常や人生に疲れた大人女子の内容があったからです。

空間 | 九份茶坊
九份で第一号築百年の古屋敷「九份茶坊」,「茶、陶、画」を主軸とした経営理念は。茶坊オーナー洪志勝は、この百年もの歴史ある古屋敷「翁山英故居」の保存保護を念頭に修改築し、文化が息付くアート空間を生み出した。ここは正式に新北市六番目の歴史建築として登録されている。

少々迷いながら辿り着いた茶藝館は思ったよりも空いていて、日本人のお客さんが多い感じでしたね。
事前の予約がなくとも窓際近くの眺めの良い席に通してもらえました。
ここのお店のオーナーの奥様は日本人の方なのだそうで店員さんたちは日本語ができ、お茶の淹れ方の手順をレクチャーしてくれます。


テラスからの眺め。


お好みのお茶とお菓子を選んでいよいよお茶タイム。
白い茶器セットがかわいい~


期待を大きく上回るステキ空間に囲まれて夢のお茶会満喫中の友達。
これでますます台湾のトリコに。


お母さんたちの長いお茶会に付き合わされてちと退屈ぎみな娘。

ハーブティーやフレーバーティーなど良い香りのするお茶はあるかと思いますが、何でしょうか中国茶の良い香りの広がり方は他のお茶よりもうんと深くしっかり香り持続する感じがします。
それでも匂いがキツくて嫌~とかの感じはなく自然に受け入れられる香り。
香りを感じ取りながら飲んでいると、植物の持つエネルギーそのものを直接体に取り入れ隅々まで巡らせて元気になって行くような気持ちになってきますから不思議です。

中国のある程度の余裕のあるお年寄りたちは昼間からお茶仲間と集まってお茶をしながら何時間も囲碁を楽しんだり、おしゃべりに興じたりして過ごすそうです。
お茶をゆっくり飲むだけで香りとともに気持ちもゆったり落ち着いてきて何とも幸せな気分になりますからこんな時間の過ごし方ができるなんて最高の贅沢ですし、これは天然のお茶セラピーで飲むアロマセラピーですね。

こういったお茶のみをゆったりと楽しむという茶藝館は日本にはほとんどありませんが、本当に良い物ですからこれから日本でも本格的で本物志向の中国茶ブームが来るのでは?という気が私は何となくしています。


九份のお土産や茶藝館街の喧噪から離れて住宅街に続く山道を登れば
何と向こうの山の上には小さなおうち風のお墓が!
海を一望できる最高のロケーションに並んでいます。
一族の繁栄のためにご先祖を大切にする陰宅風水文化圏ならではのお墓。

2・3時間ほど茶藝館で全ての日常や疲れを忘れての夢の贅沢タイムを過ごした後はまた往路の暴走バスで下山し台北市内へ戻りました。

九份の高台から基隆港を望む。
標高が高いので下界と違い気温は肌寒いくらい。
この海は日本に繋がってるんだね~

そして夜は娘の希望で台北市内最大の夜市「士林夜市」の名物店「豪大大鶏排」へ向かいました。
ここのお店は顔よりも大きなサイズの鶏のから揚げでとても有名なんですね~。
味も良くいつも多くのお客さんが来ているという情報を知っていたので是非とも行ってみたかったからなのです。


台北の屋台で一番名前が知られているのはここ士林夜市ではないでしょうか。

顔よりも大きな鶏のから揚げは思ったほど油っこくなく、某ケ●タッキーフライドチキンよりも油控えめでさっぱりサクサクしていて、情報通りにとっても美味! 
味が食べ飽きない塩分控えめの優しい味なんです♪

このお店はアメリカ、オーストラリア、韓国、シンガポールなどに進出しているみたいですが、日本にも出店してくれないかな~


大きな鶏排(揚げた鶏)はここのお店で買えますよ(^^♪

ここの夜市は観光客ターゲットの夜市らしいのですが、台湾は食事といえば屋台で済ませるという外食文化で、各地の夜市はいつもが夜祭り状態で賑やかです。
もう時計は夜の10時を回った頃かというのに小さな子供を連れた家族も目立ちます。


士林夜市のフードコートで何を食べようか選んでいる私達親子。
たくさんあって選ぶのが大変~

温かい国だから夜も外に出て開放的で活動的になれるんでしょうね。
なんだか羨ましいな~

夜も更ける時間にますます賑やかで活気溢れる台湾の夜にますますソワソワして寝付けずに、戻ったホテルの部屋のデスクで前日に購入した断易占い用のサイコロの整理を始めたりなどして過ごす私。


サイコロを袋詰めして整理しています。
これで帰ってからの梱包作業がラクチン~。

さあ明日はメインイベントの占験派紫微斗数の楊老師の鑑定!
どんなことになりますやら、緊張するなぁ

台湾滞在記 第3日目に続く・・・